macOS Sierraの新機能や変更された機能などのまとめ。詳細は以下から。
macOS Sierraの新機能や変更点などのまとめです。アプリや新機能別に分けてあるため重複しているものもありますが、ご容赦下さい。時間を見つけて随時追加&更新していきます。
Sierra関係のNews
macOS Sierraに関するニュースやシステム全体の新機能などのまとめ。
- Apple、音声アシスタントSiriなどを搭載した「macOS Sierra」を正式にリリース。
- macOS SierraのインストーラーのサイズはMac OS X 10.7 Lion並の小ささに。
- macOS Sierraのインストールディスクを作成する方法。 – New
- Gatekeeperの機能が強化されたmacOS Sierraで未署名のアプリを起動する方法。 – New
- サードパーティ製アプリでも使える、macOS Sierraのタブ機能の使い方。
- macOS Sierraは「pkg」ファイルを使用後、ゴミ箱に入れようとするので注意。
- Sierraではウィンドウのエッジを合わせることが出来る「スナップ」風の機能が利用可能に。
- macOS Sierraではサードパーティ製アプリのステータスメニューアイコンを好きな位置に移動可能に。
- macOS SierraではiOSと同じスペースバーを2回押しでピリオド入力などの入力支援をサポート。
- macOS 10.12 Sierraでは「音量」メニューバーアイコンからオーディオ出力装置がデフォルトで選択が可能に。
- macOS 10.12 Sierraの通知はサイズを変更し、長いメールやツイートも表示することが可能に。
- macOS 10.12 SierraではiOSと同じく「視差効果を減らす」オプションがMission Controlなどで利用可能に。
不具合
LogitechドライバやDropboxなどmacOS 10.12 Sierraアップグレード後に各アプリ/システムで発生している不具合のまとめです。macOS 10.12.1で修正されれば更新します。
- macOS 10.12 Sierraアップグレード後に発生している不具合まとめ。
- Sophos Anti-VirusがインストールされたmacOS Sierraがカーネルパニックを起こす不具合。 – 修正済
- Adobe Lightroom CCでSierraとの互換性にいくつかの問題。(追記)
- Microsoft Office 2016 for MacがmacOS Sierraでクラッシュする不具合。
- 4本指でのスワイプジェスチャがmacOS Sierraで利用できなくなる不具合と対処法。
- macOS SierraのFinderにはアイコン表示の時にファイルがピックアップできない不具合。
- macOS Sierraにはアプリのフルスクリーン表示を解除するとMacがログアウトされてしまう不具合がある?
Finder
macOS SierraではFinderにOptimized StorageやiCloud Driveの機能が追加された他、新たに「名前を並べ替えるときにフォルダを上部に表示」というオプションも追加されています。
- macOS SierraのFinderでは常にフォルダを上部に表示する事が可能に。 – New
- macOS 10.12 Sierraではアプリウィンドウの端をダブルクリックするアクションが追加。 – New
- macOS Sierraの新機能「Optimized Storage」を全て無効にする方法。
- MacのFinder機能拡張アプリ「TotalFinder」および「TotalSpaces」はmacOS Sierraでも引き続き利用可能。
- macOS Sierraでは「.DS_Store」ファイルがFinder上に表示されない状態に?
- 新しいFinderではディレクトリパスを記録して再度使うオートコンプリート機能が追加。
廃止
macOS SierraではSafariでレガシィーなAdobe FlashやJavaプラグインが、Gatekeeperでは「すべてのアプリケーションを許可」オプションが、フォーマットでは「Mac OS標準フォーマット(HFS)」のサポートなどが終了します。
- macOS SierraではQuickTime APIが廃止。
- Adobe、Adobe CS6製品はmacOS Sierraに非対応と発表。。 – Newe
- Apple、macOS SierraおよびiOS 10でPPTPプロトコルによるVPN接続を廃止すると正式に発表。
- Apple、macOS Sierraで「Mac OS標準フォーマット(HFS)」のサポートを終了へ。
- Gatekeeperの「すべてのアプリケーションを許可」オプションが削除へ。
- Apple、iTunes 12.5.1でOS X 10.8 Mountain Lionのサポートを終了。
ユニバーサルクリップボード
macOS Sierra搭載のMacとiOS 10デバイスで間でクリップボードのデータをシームレスにやり取りできる機能「ユニバーサルクリップボード」関連の記事。
- P2Pでセキュアにデータを同期し、2分間データを保持するmacOS SierraとiOS10の新機能「ユニバーサルクリップボード」の使い方。 – New
- macOS Sierraの新機能「ユニバーサルクリップボード」はMac同士でも利用可能。 – New
- macOS SierraとiOS 10の新機能「Universal Clipboard」はP2Pでデータを同期し、Mac間などでも利用可能。
- macOS SierraおよびiOS 10の新機能「Universal Clipboard」は2分間利用可能。
- macOS SierraとiOS 10搭載のMac/iOSデバイスで利用できる共有クリップボード「Universal Clipboard」のデモ動画。
iCloud Drive
macOS Sierra搭載のMacのデスクトップや書類フォルダをiOSデバイスやWeb上で閲覧&編集できるiCloud Drive「デスクトップと”書類”フォルダ」同期機能の使いかや注意点です。
- Apple、iCloud ストレージプランに月額2,500円の2TBプランを追加。
- Sierraの新機能「iCloud Drive デスクトップ&書類フォルダ同期」の使い方と注意点。
- SierraでiCloud Driveによる「デスクトップ&書類フォルダ」同期を安全に使うためのインジケーターを表示する方法。
- macOS 10.12 Sierraの「Macのストレージを最適化」を有効にすると表示される「パージ可能な領域」について。
Siri
macOS SierraではiOSデバイスの音声アシスタント「Siri」がMacでも利用できるようになります。iOSと同じ検索機能や、iOSデバイスでは出来ないシステム設定の変更などに利用可能です。
- macOS Sierraで音声アシスタント「Siri」を有効にする方法。
- macOS Sierraを搭載したMacで「Hey Siri」機能を使える「HeySiri macOS」が公開。
- macOS SierraでMac版Siriを使用したデモ動画が公開。
- macOS Sierra Beta 2ではSiriの起動用ショートカットキーにSpotlightと同じ「CMD + Space」の長押しが追加。
- macOS Sierraではイタリア語やオランダ語 – 英語辞書が新たにダウンロード可能に。
Safari
WWDC 2016ではmacOS Sierraに搭載されるSafari v10にピクチャー・イン・ピクチャー(PinP)機能が搭載されると発表されましたが、その他にも多くの変更点が確認されています。
- macOS SierraのSafari 10でYouTubeなどのHTML 5動画をPinPで表示する方法。
- Safari 10では[Command + Shift + T]で最後に閉じたタブを復元することが可能に。
- macOS SierraのSafari 10ではページの常時拡大や機能拡張の権限の範囲が明確に。
- Safari 10ではAdobe FlashやJavaなどのレガシープラグインがデフォルトでOFFに。
- Safari v10ではSafariの機能拡張をMac App Storeを通じて配布&販売することが可能に。
- Apple、Safari機能拡張をMac App Storeを通じて配布&販売出来るようにすると開発者向けに通知。
- macOS SierraのSafari 10では「リーダー」機能が改善され、Mediumなどでも利用可能に。
- Safari 10では重複したダウンロードファイルを自動的に削除する機能を搭載。 – New
PinP
AppleはiOS 9でiPad上に表示されたHTML 5動画をピクチャー・イン・ピクチャー(PinP)出来る新機能を追加しましたが、macOS SierraのSafari v10やiTunes v12.5以降ではこの機能がMacでも利用できるようになっています。
- macOS SierraのSafari 10でYouTubeなどのHTML 5動画をPinPで表示する方法。
- Safari用PinP機能拡張「PiPifier」が公開。
- Safari用PinP機能拡張「PiP Tool」が公開。
- PinP機能を利用できる「iTunes 12.5.1」がリリース
- macOS SierraのPinP機能は[Command]キーを押しながらウィンドを移動することで好きな位置に移動可能。 – New
ディスクユーティリティ
macOS Sierraのディスクユーティリティはバージョンがv16.xへアップデートし、RAIDアシスタントが復活した他、ストレージ内のコンテンツの種類(Appや写真、オーディオなど)の情報が表示されなくなりました。
- macOS SierraのディスクユーティリティにRAID設定機能が復活。 – New
- macOS Sierraのディスクユーティリティではコンテンツの種類が非表示に。
- Apple、Flash/SSDストレージの最適化と暗号化に焦点を当てた新しいファイルシステム「Apple File System(APFS)」を2017年にも公開。
Optimized Storage
Optimized StorageはmacOS Sierraから導入された新機能の1つで、古いファイルをiCloudへ保存し、必要のないファイルを削除することでディスクスペースを作る事が出来ます。
- Macのストレージを最適化するmacOS Sierraの「Optimized Storage」で影響を受けるファイル。
- Macのストレージを最適化するmacOS Sierraの「Optimized Storage」の使い方。
- macOS Sierraの新機能「Optimized Storage」を全て無効にする方法。
プレビュー
macOSのPDF・イメージユーティリティ「プレビュー」アプリはEl Capitanのv8.xからSierraでv9.0へとアップデートしましたが、Sierraの新機能「タブ」が利用できない他、WebPのサポートが見送られ、PFUはScanSnapで作成した書類を操作すると不具合が発生するという報告が出ています。
- PFU、過去にScanSnapで作成したPDFをmacOS Sierraのプレビューアプリで扱うと一部のページが白紙になってしまう現象があるとしてサポートページを公開。 – New
- iOS 10ではSafari 10やメールなどシステムレベルでPhotoshopの表示が可能に。WebPのサポートは見送られる。
ターミナル
macOS Sierraのターミナルは大きな新機能は追加されていませんが、Appleが普及を勧めているSan Franciscoフォントの等幅フォント「SF Mono」がデフォルトに設定されている他、sudo入力時のセキュリティ保護機能が強化されています。
- macOS Sierraでは「San Francisco Mono」がターミナルのデフォルトフォントに。
- macOS Sierraでは"sudo"に"tty_tickets"オプションがデフォルトで追加。 – New
- macOS SierraのターミナルではAppleの等幅フォント「San Francisco Mono」が利用可能に?
- macOS Sierraのターミナルアプリでは”sudo”入力時のキーボードのセキュリティ保護が強化。
Gatekeeper
macOS Sierraではセキュリティ保護機能が強化のため、Gatekeeperのオプションから「すべてのアプリケーションを許可」オプションが削除され、デフォルトで未署名のアプリを開くことが出来なくなっています。
- Apple、macOS SierraでGatekeeperの機能を一部変更し新機能を搭載することを発表。
- Gatekeeperの機能が強化されたmacOS Sierraで未署名のアプリを起動する方法。 – New
フォント
AppleはmacOS Sierraに「凸版文久」「游教科書体」「游明朝体のエクストラボールド」フォントなどを追加されている他、等幅フォントSF Monoが新たにターミナルのデフォルトフォントに設定されています。
- Apple、macOS Sierraに「凸版文久ゴシック」や「游教科書体」などの11フォントを追加。 – New
- Xcode v8ではAppleの新しい等幅フォント「San Francisco Mono」が利用可能に。
- macOS Sierraでは「San Francisco Mono」がターミナルのデフォルトフォントに。
- macOS Sierraでは一部のフォントを削除しても、再度Appleからダウンロードすることが可能。
- Apple、macOS Sierraに同梱されているフォントおよび、ダウンロード可能なフォントのリストを公開。
サポート状況
Adobeや各サードパーティ企業のmacOS Sierra対応状況についてまとめています。特にAdobeはSierraでJava 8が廃止された事で、正式に必要システム構成外になると発表しています。
- Adobe、Adobe CS6製品はmacOS 10.12 Sierraに対応しておらず、必要システム構成外になると発表。
- Adobe、macOS 10.12 Sierra対応状況についてのサポートページを公開。古いLightroom CCでSierraとの互換性にいくつかの問題。
- macOS SierraでPhotoshop CCがプリント時に強制終了する場合の対処法。
- アイ・オー・データやバッファローなどのサードパーティメーカーがmacOS 10.12 Sierra対応情報を公開中。
- Apple、iOS 10とmacOS 10.12 SierraのシステムレベルでサポートしたRAWフォーマットの写真が撮影できるデジタルカメラのリストを公開。
- Apple、Macをセキュリティ保護されていないWi-Fiネットワークに接続すると警告を表示する仕組みをmacOS Sierraに導入。
- プリンターやスキャナー、ペンタブレットメーカー各社のmacOS 10.12 Sierra対応状況まとめ。
- PFU、macOS 10.12 Sierraで発生しているScanSnapの不具合について追加情報を公開。アップデートは10月中旬頃を予定。
- Logitech、macOS 10.12 Sierraでマウスの一部機能が利用できない不具合を修正した「Logitech Control Center」を公開。
- macOS 10.12 Sierraアップグレード後に発生している不具合まとめ。
macOS Sierra 10.12.1
macOS Sierra 10.12.1で追加された新機能や不具合修正など一覧。
- macOS Sierraアップデート10.12.1がリリース。
- macOS Sierra 10.12.1 build 16B2657アップデートのpkg版がリリース。
- MBP Touch Barモデルのシステム環境設定に「WalletとApple Pay」の設定パネルが追加。
- MBP Touch Barモデルのシステム環境設定に「Touch ID」の設定パネルを追加。
- MBPのTouch Bar上に、常にファンクションキーを表示しておく方法。
- Safari v 10.0.1ではパスワードタブ全体にパスワードロックが設定。
- Touch ID搭載のMacでKeychainをリセットすると、Touch IDでMacや1Passwordへログイン出来なくなる不具合。
macOS Sierra 10.12.2
macOS Sierra 10.12.2で追加された新機能や不具合修正など一覧。
- macOS Sierra 10.12.2の新機能
- iOS 10.2およびmacOS Sierra 10.12.2には新しい壁紙が同梱。
- iOS 10.2およびmacOS 10.12.2でRAW形式がサポートされたデジタルカメラのリスト。
- macOS Sierra 10.12.2ではMacBookのメニューバーからバッテリー駆動時間「残り」表示が廃止。
- macOS Sierra 10.12.2にはAppleの新しいファイルシステム「APFS」のプレスリリース版が同梱。
- macOS Sierra 10.12.2以降でMacBook ProのTouch Barのスクリーンショットを撮影する方法。
- macOS Sierra 10.12.2ではSIP用コマンド「csrutil」がアップデート。
- macOS Sierra 10.12.2ではネットワークボリュームに再接続する度に求められる認証を無効にすることが可能に。
- macOS Sierra 10.12.2ではTouch Barからトラックパッド手書きウィンドウを表示することが可能に。
- 不具合修正
変更履歴
- 2016/9/21 : 公開
- 2016/9/22 : 「ターミナル」の項目を追加
- 2016/9/23 : 「廃止」の項目を追加
- 2016/9/25 : 「ユニバーサルクリップボード」の項目を追加
- 2016/9/28 : 「iCloud Drive」と「PinP」の項目を追加
- 2016/10/3 : 「フォント」と「サポート状況」の項目を追加
- 2016/10/20 : 「不具合」の項目を追加
- 2016/12/25 : macOS Sierra 10.12.1および10.12.2の項目を追加