Appleが新しいSafari v 10.0.1で、パスワードタブの「ユーザ名とパスワードリスト」全てにパスワードロックを設定しています。詳細は以下から。
Appleは現在、通常のユーザー向けにmacOS Sierra 10.12.1 build 16B2555を、Touch BarやID対応アプリの開発向けにbuild 16B2557の2つのmacOS 10.12.1を公開していますが、Appleは後者のbuildに付属しているSafari v10.0.1のセキュリティを強化し、[環境設定] → [パスワード]タブ全てにパスワードロックを設定しています。
Safariのパスワードはロックされています
Safariのパスワードロックを解除するには、ユーザ”hogehoge”のパスワードを入力してください。
Safariのパスワードタブにはパスワードを設定した「Webサイト」と「ユーザ名」のリストが記載されており、以前までは以下の様にパスワードだけ黒丸●表記され、Webサイトとユーザ名は表示された状態になっていましたが、build 16B2557のSafariは以上のようにパスワードタブ全てがロックされ、ユーザのログイン・パスワードを入力しなければ表示できない状態になっています。
この設定は既に公開されている最新のSafari Technology Previewにも反映されているので、ユーザの方は確認してみてください。
コメント
無意味な手間が増えただけで、キーチェーンロックがデフォルトで有効になっていない時点で大多数のユーザーはガバガバのままだろう。
そもそも、そのウインドウが出てくる項目までたどりつけてる時点でパスワード知る方法が豊富にありすぎる。
メールアプリを使っている状態ならパスワードレスキューのメールすら着信できてしまう状態だし……
手間数としてはむしろ減っているから、別にこの変更は悪くないと思う。
以前
リストから選択→右クリック→パスワードを表示→パスワード入力→パスワードが表示される
新しい手順
ロックを解除→リストから選択→パスワードが表示される
パスワードは黒丸で隠れているとはいえ、どういったサイトを使っており、そのサイトのユーザー名が丸見えだった以前よりはマシだと思う。