macOS 10.12 SierraでiCloud Driveによる「デスクトップ&書類フォルダ」同期を安全に使うためのインジケーターを表示する方法です。詳細は以下から。
AppleはmacOS 10.12 Sierraを搭載したMacのiCloud Driveに全てのデバイスからデスクトップと”書類”フォルダへアクセスできる機能を追加しましたが、この機能を上手く利用できない事例も報告されています。
しかし、Appleはこの機能を追加するにあたり、クラウド or ローカル上にあるファイルのインジケーターや、移動の警告機能も追加しているため、これらを有効にしておくと多少のトラブルは避けられると思います。
iCloudの状況
ファイルを複数のデバイスで取扱う場合に問題となるのが、そのファイルがiCloud上に保存されたか、またはローカル上だけに保存されているかという判断ですが、SierraのFinderにはリスト&CoverFlow表示のときのみに表示できる「iCloudの状態」という項目が表示オプションに追加されています。
この項目をONにすると、Finderにクラウド☁マークのインジケーターが表示され、ファイルがクラウド上に保存された、または保存されていないといった判断が可能になります。
このオプションはFinder表示時にメニューの[表示] → [表示オプションを表示]で表示されてるFinderのオプションに追加されており、同様のインジケーターは過去にiTunes Matchが導入されたiTunes 11でも導入されています。
クラウド上のファイルを削除する時の警告
iCloud Driveで同期されたファイルを同じApple IDで紐付けされたMac/iOSデバイスからローカルへ移動すると、他のデバイスからそのファイルが見えなくなってしまいますが、SierraのFinderにはこの操作をした際に警告を出すオプションが追加されています。
このオプションはFinderの[環境設定] → [詳細]タブ → 「☑iCloud Driveから削除する前に警告を表示」から設定可能で、有効にすると以下の様にiCloud上からローカルへ移動(クラウドから削除)しようとする際に警告を表示してくれるので、これも有効にしておくとファイルの消失ミスを防げると思うので、iCloud Driveの機能を利用される方はチェックしてみてください。
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