Apple、複数の脆弱性を修正しMessage in iCloudをサポートした「macOS High Sierra 10.13.5 (17F77)」を正式にリリース。

macOS High Sierra 10.13.5 アップデート macOS High Sierra
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 Appleが複数の脆弱性を修正しMessage in iCloudをサポートした「macOS High Sierra 10.13.5 (17F77)」を正式にリリースしています。詳細は以下から。

macOS 10.13 High Sierraのインストーラーアイコン。

 Appleは現地時間2018年06月01日、昨年09月25日にリリースした「macOS 10.13 High Sierra」の5回目のアップデートとなる「macOS High Sierra 10.13.5アップデート Build 17F77」を正式にリリースしたと発表しています。

macOS High Sierra 10.13.5 アップデート

macOS High Sierra 10.13.5アップデートは、お使いのMacの安定性、パフォーマンス、およびセキュリティを改善し、すべてのユーザに推奨されます。

このアップデートでは、”iCloudにメッセージを保存”に対応しました。メッセージと添付ファイルをiCloudに保存してMacの空き領域を増やすことができるようになります。”iCloudにメッセージを保管”を有効にするには、”メッセージ”の環境設定に移動し、”アカウント”をクリックしてから、”‘iCloudにメッセージを保管’を有効にする”を選択します。

リリースノートより

macOS 10.13.5の新機能

 macOS High Sierra 10.13.5では先にリリースされたiOS 11.4と同様にメッセージやその添付ファイル、写真をiCloudに保存し各デバイスで同期できるiCloudにメッセージを保管(Messages in iCloud)がサポートされ、メッセージアプリの[設定]メニュー → [アカウント]に「✅iCloudにメッセージを保管」オプションが追加されています。

Message in iCloud

 Appleによると、iCloudにメッセージを保存することでメッセージとその添付ファイル分のサイズをMacの空き容量として増やすことが可能で(iPhoneやiPadでも同様)、Messages in iCloudはiCloud Keychainなどと同様にEnd-to-End暗号化が用いられているそうです。

iCloud security overview - Apple Support

 また、macOS 10.13.5ではCVEベースで32の脆弱性が修正され、中にはカーネル特権で任意のコードを実行できる脆弱性などが含まれているので、ユーザーの方は時間を見つけてアップデートすることをお勧めします。

アップデート履歴

 macOS 10.13 High SierraのBeta版を含めたこれまでのアップデート履歴は以下の通りで、Appleは現地時間(PDT)06月04日午前10時、日本時間(JST)06月05日午前02時からWWDC 2018を開催し、そこで次期macOS 10.14が発表されると予想されており、例年通りに進めば今年09月にはmacOS 10.14がリリースされると思われるので、次回のmacOS 10.13.6アップデートがHigh Sierra最後のアップデートになると思われます。

macOS 10.13 High Sierraのリリーススケジュール

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