MacBook Pro (13インチ, Early 2015)でのAPPLE、Transcend、Samsung 960/970 EVOベンチマーク。

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 MacBook Pro (13インチ, Early 2015)でのAPPLE SSD、Transcend JetDrive 820、Samsung 960/970 EVOのベンチマークです。詳細は以下から。

Samsung 970 EVO

 Appleは現地時間2018年06月04日、WWDC 2018の基調講演の中でmacOS 10.14 Mojaveを発表し、開発者に対しては当日、Beta Software Programメンバーに向けては06月末よりmacOS MojaveのBeta版を公開すると発表たため、このBeta版用に今年05月に発売されたSamsungのNVMe PCIe SSD「Samsung 970 EVO」を購入してみました。

優れた耐久性
持続可能なパフォーマンスの新しい基準。TBW(総書き込み保証容量)*は、最⼤1,200TBを実現し、5年間の限定保証付き。前世代対⽐で50%⾼い耐久性を実現しています。970 EVOは最新のSamsung V-NANDテクノロジにより、優れた耐久性を実現しています。

  • * TBW: Total Bytes Written
  • ** 970 EVOで保証されるTBWは以下の通りです。250GB : 150TB、 500GB : 300TB、 1TB : 600TB、 2TB : 1,200TB
  • *** 5年またはTBWのいずれか早い⽅が保証期限となります。保証の詳細については、同梱の保証書をご確認ください。

Samsung SSD 970 EVO | Samsung コンシューマ SSD | Samsung Semiconductor Global Website

 AppleはmacOS 10.13 High Sierraから同社が開発しているNVMeドライバの制限を緩和し、Macでもサードパーティ製NVMe PCIe SSDも利用できるようになっており(要アダプター[1, 2])、Samsung 970シリーズは前モデルの960シリーズと比較してNVMeプロトコル v1.3準拠で、耐久性の目安となる総書き込み保証容量 (TBW : Total Bytes Written)が向上し、限定保証期間も3年から5年に伸びています。

Samsung 960 EVOと970 EVOのデータシート

Samsung 960 EVOと970 EVOのデータシート(クリックで拡大)

 また、Impressさんや4Gamerさんのレビューによると、コントローラをニッケルコーティング、基板裏⾯のラベルは銅箔層ヒートスプレディングラベルを貼り、Samsung 960シリーズと比較して熱問題にも対策が施されているそうです(以下リンク参照)。

比類なき信頼性
トライブの信頼性は新しいレベルへ。970 EVOのコントローラは先進のニッケルコーティングで覆われており、基板裏⾯のラベルに施されている銅箔層を含むヒートスプレッダと合わせて、優れた放熱が可能です。また、Dynamic Thermal Guardがドライブの動作温度を⾃動で監視し、最適な温度を維持して、パフォーマンスの低下を最⼩限に抑えます。

Samsung SSD 970 EVO | Samsung コンシューマ SSD | Samsung Semiconductor Global Website

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スペック

 今回ベンチマークに利用したMacは前回と同様MacBook Pro (Retina, 13-inch, Early 2015)モデルとSamsung 970 EVO 250GBモデルで、アダプターは中国SintechのST-NGFF2013-C、比較として初期搭載のAPPLE製SSD「SM0128G」とTranscendのJetDrive 820のスコアも計測しています。

Samsungの970 EVOと960 EVO, Apple SSD

 また、MacBook Pro 13インチモデルの制限上Samsung 960/970 EVOでもリンク速度は5.0 GT/sとなっており、macOSは現時点で最新のmacOS 10.13.5 High SierraでIntel CPUの脆弱性に対するSpectreパッチが施されているため、macOS 10.12.5や10.13.0とは一概に比較できません。

MacBook Pro 13-inchでのSamsung 970 EVOプロファイル

APPLE SSD
SM0128G
Transcend
JetDrive 820
Samsung
960 EVO
Samsung
970 EVO
モデル MZ-JPV1280/0A3 TS240GJDM820 MZ-V6E250B/EC MZ-V7E250B/EC
容量 128GB 240GB 250GB
インターフェイス AHCI PCIe Gen3.0 NVM Express 1.2
PCIe Gen 3.0
NVM Express 1.3
PCIe Gen 3.0
リンク幅 x4レーン x2レーン x4レーン
リンク速度 5.0 GT/s
価格 3万円前後 1万5千円前後 1万5千円前後
リンク Transcend Samsung(ITG) Samsung(ITG)

ベンチマーク

 ベンチマークはWindows PCのCrystalDiskMarkをKatsura SharewareさんがMacに移植したAmorphousDiskMarkとBlackmagicのDisk Speed Testを利用し、

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AmorphousDiskMarkでのデストでは”$iostat -w1″でFinderやSpotlightのディスクアクセスが無くなるのを確認 → 500MiBのテストを1度実行 → 書き込みキャッシュをクリアという一連のテストを3回行い平均値(以下のグラフ)を出しています。

AmorphousDiskMark

 AmorphousDiskMarkの結果は以下の通りで、予想できましたが前回と同様にMacBook Pro 2015 13インチのボトルネックのためSamsung 960 EVOと970 EVOのRead/Write共に頭打ちで、ほぼ同定どのスコアとなっており、

MacBook Pro Early 2015 13-inch Apple, Transcend, Samsung AHCI/NVMe PCIe SSD benchmark

Read性能

4KBブロックのWrite性能もSamsung OEMのApple SSDが約3倍程度高速となっていますが、シーケンシャルについてはSamsung 960 EVO/970 EVOが約4倍高速となっています。

MacBook Pro Early 2015 13-inch Apple, Transcend, Samsung AHCI/NVMe PCIe SSD benchmark

Write性能

Blackmagic Disk Speed Test

 Blackmagic Disk Speed TestはメーターのデザインからYouTubeのレビューなどでよく利用されていますが、上部のメーターの値はリアルタイム値で、[Stop]ボタンを押すタイミングやスクリーンショットの撮影時で値が大きく動くため動画も用意しました。

 ただ、中の方に聞いたところによるとDisk Speed Testではメーター下のテーブル“Will it Works?(使用しているストレージが対応できるビデオフォーマット)”と、フーレムレート”How Fast? (FPS)”の表示が重要(Blackmagicが映像機器メーカーのため)だそうで、

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今回の場合、AmorphousDiskMarkで確認できたシーケンシャル Write値の違いにより、AppleとTranscendのAHCI PCIe SSDでは対応できていなかった”2K DCI 25p”なども、Samsung 960 EVO/970 EVOでは対応できることがわかります。

おまけ

 Appleが現地時間2018年06月04日に公開したmacOS 10.14 Mojave beta (18A293u)でも現在のところNVMeドライバに規制はかかっておらず、Samsung 970 EVOにMojaveをインストール可能で、

容量 Transcend
JetDrive 820
Samsung
960 EVO
Samsung
970 EVO
Samsung
970 Pro
240GB 29,800円 12,714円
(250GB)
12,800円
(250GB)
480GB 49,980円 24,040円
(500GB)
23,800円
(500GB)
39,800円
(512GB)
960GB 89,800円 47,500円
(1TB)
46,800円
(1TB)
74,800円
(1TB)
2TB 94,800円
リンク Amazon.co.jp Amazon.co.jp Amazon.co.jp Amazon.co.jp

価格もAppleやApple SSDと互換性のあるTranscendのJetDriveより安価で、コストパフォマンスもいいので、SintechのST-NGFF2013シリーズなどApple SSD to NVMe SSDアダプターをお持ちで、動作保証を気にしない方はSamsung 960 EVOより性能が向上した970 EVOモデルを購入することをお勧めします。

コメント

  1. 匿名 より:

    2015まではSSD交換できるのか
    羨ましいな

  2. 匿名 より:

    以下のスペックでSSD交換を行ったところ、純正のときに比べて起動状態・スリープ状態の両方でバッテリー消耗がかなり大きくなってしまい困っています。
    管理人さんの環境ではそのような問題はありませんか?
    一応 sudo pmset -a hibernatemode 0 のセットはしています。

    PC : MacBook Pro Early 2015 (Mojave)
    SSD : ADATA XPG SX6000 Lite
    アダプター : aliexpressで適当に買ったもの(sintechのものではない)

    • applech2 より:

      私もほぼ同じ環境でNVMe SSDを利用していますがバッテリードレインの問題はないですね。
      ただ、macOSはHigh Sierraあたりからスリープ中のバッテリードレインが多く報告されているので、
      もし症状が重い場合は利用しているアプリやApp Nap(Power Nap)の設定を確認して総当り的に原因をチェックするしか無いと思います。

      ttps://discussions.apple.com/thread/250076041

      – Disable Power nap
      – Try connecting to other known-good wi-fi networks
      – Sign out of iCloud
      – Disable all sharing services in System Preferences > Sharing
      – Disable automatic Time Machine backup
      – Disable wi-fi
      – Disable bluetooth
      – Disconnect all peripherals
      – Remove all internet accounts in System Preferences > Internet Accounts

  3. 匿名 より:

    ご返信&該当スレッドの紹介ありがとうございます。
    参考になりました。
    思いつくことを一通り試してみましたが改善しないですね。。。
    もう少し様子見てもダメだったらSintechのアダプター買ってみようかな