Apple、開発者向けにいくつかの既知の問題を含んだ「macOS High Sierra 10.13.4 beta 3 Build 17E160e」などを公開。

macOS 10.13 High Sierraのインストーラーアイコン。 macOS High Sierra
記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

 Appleが開発者向けにいくつかの既知の問題を含んだ「macOS High Sierra 10.13.4 beta 3 Build 17E160e」などを公開しています。詳細は以下から。

macOS 10.13 High Sierraのインストーラーアイコン。

 Appleは現地時間2018年02月20日、ゼロ幅非接合子(以下、ZWNJ)が含まれる特定の文字列でメッセージアプリやターミナル、その他サードパーティアプリがクラッシュしてしまう不具合を修正したmacOS High Sierra 10.13.3追加アップデートに続き、「macOS 10.13.4」の3rd Betaとなる「macOS 10.13.4 beta 3 (17E160e)」などを開発者向けに公開しています。

macOS 10.13.4 beta 3 (17E160e)がリリース

February 20, 2018
A new beta of Xcode 9.3 is now available, and includes Swift 4 and SDKs used to build apps with the latest innovations and powerful capabilities in macOS, iOS, and tvOS.

  • Xcode 9.3 beta 3 (9Q117m)
  • macOS 10.13.4 beta 3 (17E160e)
  • iOS 11.3 beta 3 (15E5189f)
  • tvOS 11.3 beta 3 (15L5186e)

Releases – Apple Developer

 リリースノートによると、今回のBeta版には以下の既知の問題が含まれており、特にiMac ProではWi-Fi経由でのmacOS Recovery(リカバリーモード)が利用できなくなっているそうなのでユーザーの方はリリースノートをチェックしてみて下さい。

  1. macOS 10.13.4 beta 3をインストールしたiMac ProでWi-FiによるmacOS Recoveryがサポートされていない。
    • 解決策 : EthernetによるmacOS Recoveryの起動。
  2. システム環境設定のネットワーク設定パネルのサービス設定が機能しない。
  3. Safariがランダムにクラッシュする。
  4. 一部デバイスのディスプレイに点滅(flicker)が発生する。
  5. 利用規約に同意した後、Mac App Storeアプリが予期せぬ終了をする事がある。
    • 解決策 : 再度Mac App Storeを起動して下さい。
  6. メッセージアプリが起動時に反応しなくなる。
  7. 全ての会話が消えている可能性がある。
  8. 会話の表示が遅くなる可能性がある。

iMac Proの復元

 Appleの第2世代SoC「Apple T2」を搭載したiMac Proではアップデートなどに失敗し、復元が必要になった場合「Apple Configurator 2」と他のMacによる回復が必要になっています。

過去のリリース

 また、macOS 10.13.4 beta 3では引き続き次期macOSで終了が予定されている32-bitアプリをチェックするため、32-bitと64-bitモードの切り替えが可能で、iOSと同様に「iBooks」アプリが「Books」アプリへと名称が変更され、同時にXcode 9.3 beta 3 (9Q117m)およびiOS 11.3 beta 3 (15E5189f)、tvOS 11.3 beta 3 (15L5186e)もリリースされています。

High Siera will be the last macOS release to support 32-bit apps without compromises

コメント

タイトルとURLをコピーしました