Apple、VMware FusionやVirtualBoxなどを利用するとメモリリークが発生し、最終的にホスト側のMacがカーネルパニックに陥る不具合を修正した「macOS Catalina 10.15.6追加アップデート」をリリース。

macOS Catalina 10.15.6追加アップデート macOS 10.15 Catalina
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 Apple、VMware FusionやVirtualBoxで仮想マシンを利用するとメモリリークが発生し、最終的にホスト側のMacがカーネルパニックに陥る不具合を修正した「macOS Catalina 10.15.6追加アップデート」をリリースしています。詳細は以下から。

macOS 10.15 Catalina

 Appleは現地時間2020年07月15日、Macのコンピュータ名が変更されてしまう不具合特定のUSBマウスおよびUSBトラックパッドの接続が失われる不具合を修正したmacOS Catalina 10.15.6 Build 19G73をリリースしましたが、08月12日、新たに「macOS Catalina 10.15.6追加アップデート Build 19G2021」をリリースしています。

macOS Catalina 10.15.6追加アップデート

macOS Catalina 10.15.6追加アップデートには、Macで発生していたバグの修正が含まれています。

  • 仮想化アプリケーションの実行時に発生する可能性がある安定性の問題を修正
  • iMac(Retina 5K、27インチ、2020)で、スリープ解除後にディスプレイの色が薄く表示されることがある問題を解決

リリースノートより

 macOS Catalina 10.15.6追加アップデートでは、既に報告されていたとおり、VMware FusionやVirtualBox、Androidエミュレータなどの仮想ソリューションを利用すると、仮想マシンがクラッシュし、最終的にはホスト側のMacがカーネルパニックを起こす不具合が修正されており、

VMware使用時のメモリリーク

VMware使用時のメモリプレッシャー(左)とWired/Active/Compressed Memoryの割合(右)

加えて、Appleが08月04日に発売を開始したIntelの第10世代Coreプロセッサ「Comet Lake」やApple T2、True Toneテクノロジー採用のiMac (Retina 5K, 27インチ, 2020)でスリープ解除時にディスプレイの色が薄く表示されることがる不具合が修正されているそうなので、ユーザーの方はシステム環境設定のソフトウェア・アップデートパネルからアップデートしてみてください。

macOS Catalinaのリリーススケジュール

コメント

  1. 匿名 より:

    このアップデートを適用すると、MacBook Pro 13 2017(Fkey)(T1 チップ)では EFI firmすら変更されないのに、MacBook Pro 13 2018, MacBook Pro 15 2018 (いずれもT2チップ)では、EFI firmのみならずT2チップのfirmまで更新された。ということは、この不具合はT2チップが関係していた(主犯かどうかは不明)ように思える。

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