macOS 10.15 CatalinaではシステムボリュームがRead-Onlyになり、アプリはユーザーデータのみにアクセス可能になるそうです。詳細は以下から。
Appleは現地時間2019年06月03日、次期Mac用OSとなる「macOS 10.15 Catalina」を発表しましたが、午後に開催されたセッション 103 「Platforms State of the Union」での発表によると、このCatalinaではシステムボリュームがRead-Onlyになるそうです。
Today. There’s a single volume that include User data, App in the operating system and to further isolate macOS from changes the Mac will now be divided into two logical volumes one for the operating system files which will be read only.
Platforms State of the Unionの41分ごろから
今年も登壇されたAppleのソフトウェア担当のVP Sebastien Marineauさんによると、Catalinaではセキュリティ機能の強化の一環として、macOSのシステムボリュームとユーザーデータボリュームを分け、システムボリュームはRead-OnlyにしてサードパーティアプリがmacOSのシステムへアクセスできないようにするそうです。
これはiOSと似ており、Catelinaでディスクユーティリティを開くと”Macintosh HD”というAPFSコンテナと“Macintosh HD – Data”というコンテナが表示され、サードパーティアプリは後者にのみアクセスできるようです。
Appleは2015年にリリースしたOS X 10.11 El Capitanでシステム整合性保護(通称rootless)を導入し、rootユーザーであってもシステムレベルのディレクトリへのアクセスを禁止しているため、Catalinaでサードパーティアプリがシステムボリュームへアクセスできなくなってもエンドユーザーレベルでは問題ないと思いますが、システム設定をするアプリなどには今後影響が出てくるかもしれません。
- Platforms State of the Union – WWDC 2019 – Videos – Apple Developer
コメント
この仕様でOSをクリーンインストールすると”Macintosh HD”はまっさらにできるけど”Macintosh HD – Data”はそのままなのかな?
それともどちらもフォーマットしないとクリーンインストールにならない?
単にアプリがアクセスできないというだけで、クリーンインストール自体は出来るんじゃないかな
あらかじめインストールされているAppをいじれないならTotalFinderが使えなくなる?
自己責任でもシステムファイルをいじることが出来ないのか?
日本語入力のアレをアレするのが出来なくなるのは困るんだが
SIP切ればどうにかできそうな気がするんだけどもどうなんでしょ