AppleがmacOS 10.15 Catalinaで実行できなくなる写真編集アプリ「Aperture」のライブラリを写真アプリに移行できるよう、Catalinaリリース後にアップデートを提供すると発表しています。詳細は以下から。
Appleは2014年、プロユーザー向けに提供していた写真編集アプリ「Aperture」の開発を終了し、2019年04月、そのApertureが次期macOS 10.15 Catalinaで動かなくなるとしてユーザーに対しAppleの写真アプリやAdobeのLightroom Classicへ移行するように指示していました。
去る2014年6月、AppleはApertureの開発終了を発表しました。それ以来、AppleはmacOS のメジャーアップデートを5つリリースしています。技術上の理由から、macOS Mojaveより後のバージョンのmacOSではApertureを実行できなくなります。Apertureのフォトライブラリを今後もお使いになる場合は、macOS付属の写真Appに移行するか、ほかのアプリケーションに移行しておく必要があります。
Aperture – Apple サポート 公式サイト
その後Appleが行なった検証によると、macOS CatalinaではApertureライブラリを写真アプリへ移行しようとしてもオリジナルの写真のみが表示され、Apertureで行なった編集が表示されない問題が確認されたとして、Appleは現地時間2019年10月04日、Apertureライブラリを移行しないままmacOS 10.15 Catalinaへアップグレードしてしまったユーザーに対し、Appleの写真アプリへApertureライブラリのすべての写真を移行できるようアップデートを提供すると発表しています。
Appleは古いApertureライブラリを移行しないままmacOS 10.15 Catalinaへアップグレードした(してしまった)ユーザーに対し、Appleが写真アプリへのアップデートを提供するまで、Apertureライブラリを維持するようにコメントしていますが、写真アプリではApertureのスマートアルバムやカスタムメタデータが移行されないので、ユーザーの方はCatalinaと写真アプリの様子を見つつ移行先を探したほうがいいと思います。
Apple will soon release a macOS Catalina update to help resolve this issue. Until then, you should keep your Aperture library and expect to migrate it to Photos again. You may also want to avoid using Photos to add or edit photos, because those changes won’t be kept when you migrate your library again.
Migrate Aperture libraries to the Photos app or Adobe Lightroom Classic – Apple Support
追記
AppleはmacOS 10.15.1 Catalina同梱の写真アプリ v5(111.16.180)でApertureライブラリを写真アプリのライブラリに移行できるよう機能を追加しています。
- Aperture – Apple サポート 公式サイト
- Migrate Aperture libraries to the Photos app or Adobe Lightroom Classic – Apple Support
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