Apple、バタフライ構造のキーボードで文字が入力されない/反復入力される問題に対する「キーボード修理プログラム」をアップデートし、2019年モデルまでのMacBook Pro/Airを対象に追加。

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 Appleがバタフライ構造のキーボードで文字が入力されない/反復入力される問題に対する「キーボード修理プログラム」をアップデートし、2019年モデルまでのMacBook Pro/Airを対象に追加しています。詳細は以下から。


 Appleは現地時間2019年05月21日、Intelの第8世代/第9世代Coreプロセッサを搭載したMacBook Pro (2019) 13および15インチモデルを発表するとともに、2018年06月22日に発表したバタフライ構造のキーボードを採用した2017年モデルまでのMacBookシリーズで文字が入力されない/反復入力される問題が発生しているキーボードを無償で修理する

Apple、初の8コア搭載MacBook Proを発表。

MacBook および MacBook Pro キーボード修理プログラムをアップデートし、本日発表されたMacBook Pro (2019)を含める2016年以降の全てのMacBook Proおよび、バタフライ構造のキーボードを採用したMacBook Air (Retina, 13inch, 2018)をこのプログラムの対象に含めると発表しています。

MacBook、MacBook Air、MacBook Pro キーボード修理プログラム

特定の MacBook、MacBook Air、MacBook Pro モデルのごく一部のキーボードに、以下の症状 (の 1 つまたは複数) が現れる場合があることが判明しました。

  • 文字が勝手に反復入力される
  • 文字が表示されない
  • 押したキーがスムーズに跳ね返ってこない、または、キーを押した時の反応が一定しない

Apple や Apple 正規サービスプロバイダでは、対象となる MacBook、MacBook Air、MacBook Pro のキーボードを無償で修理させていただきます。

MacBook、MacBook Air、MacBook Pro キーボード修理プログラム – Apple サポート

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キーボード修理プログラム対象のMacBook

 新たに追加されたのは昨年07月11日に発売された第3世代バタフライ構造キーボード搭載のMacBook Pro (2018) 13/15インチモデルおよび本日発売されたMacBook Pro (2019)モデルで、MacBook Pro (2019)のスペックを見る限りでは同モデルも第3世代バタフライ構造のキーボードを採用しているため、このプログラムの対象になったようです。

Appleの第3世代バタフライキーボード

 これによりAppleが2015年から採用してきた全てのバタフライ構造のキーボード(第1~第3世代)が修理対象になるという前例のない修理プログラムになっていますが、現在Apple Storeでは修理工程が見直され、外部の修理工場へ送るのではなく、Apple Store内で修理し、翌日までに修理を終える(Next-day TAT)ようになっているそうなので、症状が発症した方はApple Storeの予約をとってみてください。

これまで修理対象だったMB

  1. MacBook (Retina, 12-­inch, Early 2015)
  2. MacBook (Retina, 12­-inch, Early 2016)
  3. MacBook (Retina, 12-­inch, 2017)
  4. MacBook Pro (13­-inch, 2016, Two Thunderbolt 3 Ports)
  5. MacBook Pro (13-­inch, 2017, Two Thunderbolt 3 Ports)
  6. MacBook Pro (13-­inch, 2016, Four Thunderbolt 3 Ports)
  7. MacBook Pro (13-­inch, 2017, Four Thunderbolt 3 Ports)
  8. MacBook Pro (15-­inch, 2016)
  9. MacBook Pro (15-­inch, 2017)

新たに追加された修理対象のMB

  1. MacBook Air (Retina, 13-inch, 2018)
  2. MacBook Pro (13-inch, 2018, Four Thunderbolt 3 Ports)
  3. MacBook Pro (15-­inch, 2018)
  4. MacBook Pro (13-inch, 2019, Four Thunderbolt 3 Ports) 本日発売
  5. MacBook Pro (15-­inch, 2019) 本日発売

対象モデルの確認

 2015年以降の全てのMacBookシリーズが修理対象になりましたが、一応対象モデルに当たるかどうかを調べたい場合は、メニューバー左端にあるAppleアイコンから[このMacについて]を選択し、そこに表示されているMacのモデルを上記のリストと比較すれば判定できます。

キーボードに不具合のあるこのMacについて

修理手続き

 修理手続きは以下3つの手続き(Apple StoreかApple正規サービスプロバイダ、Appleリペアセンターへの配送修理)が選択できますが、上記の通り修理開始前には実機検査が行われ、ユーザーのMacBook/MacBook Pro/Airがキーボード修理プログラムの適用対象かが検証されます。

Apple Store直営店

  1. Apple正規サービスプロバイダ:お近くの正規サービスプロバイダをお探しください。
  2. Apple Store直営店: あらかじめこちらからご予約ください。
  3. 配送修理:こちらからApple リペアセンターへの配送手配をしてください。

Appleによる追加情報

  • お使いの MacBook や MacBook Pro を修理に出す前に、あらかじめデータをバックアップを。
  • MacBook、MacBook Air、または MacBook Pro の修理に支障をきたす損傷がある場合は、そちらを先に修理する必要があるため、場合によっては別途修理料金がかかります。
  • この世界共通の Apple プログラムは、MacBook や MacBook Pro の通常の製品保証期間を延長するものではありません。
  • 本プログラムの対象になると思われる MackBook や MacBook Pro のキーボードをすでに有償で交換された方は、返金についてこちらからお問い合わせください。
  • 本プログラムは、対象となる MacBook および MacBook Pro に対し、その最初の小売販売日から 4 年間適用されます。

追記

 Appleは交換用の第3世代バタフライ構造キーボードおよびMacBook Pro (2019)にキーの多重入力やキーが入力されない問題を大幅に削減する「新素材」をスイッチに採用したキーボードを採用したそうです。

新素材採用のMacBook Pro (2019)キーボード

バタフライ構造キーボードのタイムライン

  • 2015年03月
    ▶従来のシザー構造のキーと比較して4倍の安定性と40%薄く、17%キートップが大きくなった全が新しいバタフライ構造のキーボードを搭載したMacBook Early 2015を発表。
  • 2016年01月
    ▶バタフライ構造を採用したMacBook Early 2015の特定のキーの反応や感覚が他と違う場合があるとして、エアダスターを利用したキーボードの掃除方法を公開。
  • 2016年10月
    ▶第2世代バタフライ構造キーボードやTouch Barを搭載したMacBook Pro Late 2016シリーズを発売。
  • 2017年02月
    ▶MacBook Pro Late 2016ユーザーから特定のキーから他のキーと違う音が聞こえる、またはキーが反応しなくなるといった報告がされる。
  • 2017年06月
    ▶第2世代バタフライ構造のキーボードを採用したMacBook (Retina 12-inch, 2017)と、マイナーアップデートしたMacBook Pro 2017を発売。
  • 2017年06月
    ▶MacBook/MacBook Pro 2017モデルでキートップのシンボル(Commandなど)が変更される。
  • 2017年07月
    ▶MacBook Pro 2016と2017を比較した結果、第2世代バタフライ構造のキーボードがアップデートされていることが確認される(iFixit)。
  • 2017年後半
    ▶MacBook Proキーボードの交換を求めるキャンペーンなどが行われ始める。
  • 2018年05月
    ▶AppleInsiderがシザー構造とバタフライ構造のキーボードを採用したMacBook Proの不具合発生率のデータを公開
  • 2018年06月
    ▶AppleがMacBook Early 2015およびMacBook Pro 2016モデル以降の一部のキーボードに、文字が入力されない、押したキーのスムーズな跳ね返りや反応がない問題が確認されたとしてMacBook および MacBook Pro キーボード修理プログラムを開始。
  • 2018年07月
    ▶第3世代バタフライ構造キーボードを採用したMacBook Pro (2018)を発売。
  • 2018年11月
    ▶第3世代バタフライ構造キーボードを採用したMacBook Air (Retina, 13inch, 2018)を発売。
  • 2019年01月
    ▶第3世代バタフライ構造キーボードを採用したMacBook Air (Retina, 13inch, 2018)でもキーの2重入力問題やキー入力の遅れが指摘される。
  • 2019年03月
    ▶AppleのスポークスマンはWSJのインタビューの中で、第3世代バタフライ構造キーボードを採用したMacBook Pro/Air (2018)でもごく一部のユーザーから同様の報告を受けていることを認め謝罪。
  • 2019年03月
    ▶Ruby on RailsのDHHさんが、第3世代バタフライ構造のキーボードの問題はAppleが把握している件数より多いと指摘。
  • 2019年04月
    ▶AppleはMacBookシリーズのキーボード修理について修理工程を見直し、ストアでの対応の場合、翌日までに修理が終わり返却できるようにサービスを展開したもよう。
  • 2019年05月
    ▶元AASPで働いていていたRedditユーザーが、バタフライ構造のキーボードの問題はゴミだけではなく、キー内部にあるラバードームやキーが押されたという電気信号を伝える金属の疲労があると指摘。
  • 2019年05月21日
    ▶Appleが同日に発売したMacBook Pro (2019)までの全てのバタフライ構造のキーボードを「キーボード修理プログラム」に追加。

コメント

  1. 匿名 より:

    まだ市場に出回っていない2019モデルが対象なのは謎