Appleが600以上の新しいシンボルやシンボルのカスタマイズ機能を搭載したSF Symbols用ユーティリティ「SF Symbols 3」のBeta版を公開しています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2021年06月09日、現在開催しているWWDC21のセッション10250「Create custom symbols」やセッション10288「Explore the SF Symbols 3 app」の公開に合わせて、SFフォントから派生したベクターシンボルSF Symbols用ユーティリティアプリ「SF Symbols 3」のBeta版を公開したと発表しています。
SF Symbols 3 features over 600 new symbols, enhanced color customization, a new inspector, and improved support for custom symbols.
SF Symbols 3 – Apple
AppleのDesign Evangelism Managerを務めるMike Sternさんや、公開されたSF Symbols 3 (Beta)のリリースノートによると、SF Symbols 3ではオブジェクトやツール、ゲーム、コミュニケーション、デバイスを中心に600以上の新しいシンボルが追加され、シンボルのカラーカスタマイズ機能を強化し、明るさや背景をプレビューできる新しいインスペクター機能、
If you're a fan of SF Symbols, you'll enjoy this… pic.twitter.com/uGDiTO7gRi
— Mike Stern (@themikestern) June 9, 2021
日本語を含むラテンやアラビア、ヘブライ、ヒンディー、タイ、中国、韓国語のグリフに加え、アラビア、ヘブライ、デーヴァナーガリー語などの右から左へ書くRTL言語向けにグリフが拡張されているそうです。
SF Symbles 3 (Beta)アプリのシステム要件はmacOS 10.15 Catalina以上が搭載されたMacで、SF Symbols 3 (Beta)の公開に合わせてApple OSアプリのデザインガイドライン「Human Interface Guidelines」もアップデートされているので、デザイナーの方はチェックしてみてください。
SF Symbols 3 introduces the following enhancements:
- Over 600 new symbols in several categories, such as objects and tools, gaming, communication, and devices
- New color-rendering modes that add depth and emphasis to a symbol through layer annotation
- The 3.0 export template that streamlines the production of a custom symbol’s weight-scale variants
- New designs for Thai, Chinese, Japanese, and Korean, in addition to expanded coverage for Arabic, Hebrew, and Devanagari
SF Symbols – Human Interface Guidelines – Apple Developer
追記
Appleは現地時間10月06日、「SF Symbols 3.0」のリリースノートを公開し、671個の新シンボルを追加し、46このシンボルをローカライズ、157個のシンボルをリネームしたと発表しています。
SF Symbols Update
- 2019年06月03日
▶SF Symbols v1.0 Beta 1 - 2019年08月21日
▶SF Symbols v1.0 Beta 2 - 2019年09月11日
▶SF Symbols v1.0 (1A84) - 2019年10月29日
▶SF Symbols v1.1アプリをリリース - 2019年11月21日
▶SF Symbols v1.1を正式にリリース - 2019年11月22日
▶今後SF Symbolsはソフトウェア・アップデートで提供 - 2020年06月24日
▶マルチカラーをサポートした「SF Symbols v2.0 Beta」をリリース。 - 2020年11月20日
▶IntelとApple Silicon MacのUniversal Binaryに対応した「SF Symbols v2.1」をリリース。 - 2021年06月09日
▶600以上の新しいシンボルを追加した「SF Symbols v3.0」のBeta版をリリース。 - 2021年09月29日
▶600以上の新しいシンボルを追加した「SF Symbols v3.0」をリリース。 - 2021年11月12日
▶iOS 15.1でサポートされる11の新しいシンボルを追加した「SF Symbols v3.1」がリリース。 - 2022年04月22日
▶AirPods (第3世代)やBeats Fit ProのシンボルなどiOS 15.2/macOS 12.1でサポートした15のシンボルを追加した 「SF Symbols v3.2」がリリース。 - 2022年04月22日
▶iOS 15.4/macOS 12.3でサポートされた7つの新しいシンボルを追加した「SF Symbols v3.3」がリリース。 - 2022年06月07日
▶iOS 16/macOS 13 Venturaで利用可能な700以上の新しいシンボルを追加し合計4,014となった「SF Symbols v4.0 Beta」をWWDC22で発表。 - 2022年10月27日
▶iOS 16/macOS 13 Venturaで利用可能な1,000以上の新しいシンボルを追加し合計4,491となった「SF Symbols v4.0」を正式にリリース。 - 2023年06月06日
▶iOS 17/macOS 14 Sonomaで利用可能な700以上の新しいシンボルとアニメーションをサポートした「SF Symbols v5.0」のBeta版をリリース。 - 2023年07月14日
▶Vision Proなど100を超えるシンボルを追加した「SF Symbols v5.0 Beta (88)」がリリース。 - 2023年10月05日
▶iOS 17/macOS 14 Sonomaで利用可能な850以上の新しいシンボルとアニメーションを追加し、合計5,351シンボルとなった「SF Symbols v5.0」が正式にリリース。 - 2024年01月16日
▶400以上のローカライズされたシンボルと不具合を修正し、合計5,359シンボルとなった「SF Symbols v5.1」が正式にリリース。 - 2024年06月10日
▶macOS 15 SequoiaやiOS 18で利用可能な800以上の新しいシンボルを含み合計6,000以上となった「SF Symbols v6.0 (Beta)」がリリース。 - 2024年09月30日
▶合計6,404個のシンボルが利用可能になった「SF Symbols v6.0」が正式にリリース。
- SF Symbols 3 – Apple
- SF Symbols – Human Interface Guidelines – Apple Developer
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