Appleが700以上の新しいシンボルを追加し合計4,000以上のシンボルをサポートした「SF Symbols v4.0」のBeta版を公開しています。詳細は以下から。
Appleが日本時間2022年06月07日より、世界開発者会議(WWDC22)を開催していますが、このWWDC22に合わせて、SFフォントから派生したベクターシンボル「SF Symbols」の次期メジャーアップデートとなる「SF Symbols v4.0」のBeta版が公開されています。
With over 4,000 symbols, SF Symbols is a library of iconography designed to integrate seamlessly with San Francisco, the system font for Apple platforms.[…] SF Symbols 4 features over 700 new symbols, variable color, automatic rendering, and new unified layer annotation.
What’s new in SF Symbols 4 – Apple Developer
SF Symbols v4.0
New Symbols
SF Symbols v4.0では、まず、電球やシーリングファン、ブラインド、バス、シャワー、蛇口、窓、ドア、ソファー、椅子、洗濯機、乾燥機、電子レンジ、冷蔵庫、シンク、トイレなど「Home」用シンボルが追加され、その中には、国ごとにタイプが異なるコンセントも全てのタイプを表せられるようシンボルが追加されています。
また、SF Symbols v4.0では「Camera & Photos」, 「Accessibility」, 「Privacy & Security」、そして東京2020オリンピックスでも話題になったポーツピクトグラムも「Fitness」シンボルとして追加され、
この他、既存のシンボルも拡張されたことで、700以上の新しいシンボルが追加され、昨年リリースされたSF Symbols v3.xの3,300以上のシンボルと合わせ、SF Symbols v4.0のシンボル数は4,000を超え、SF Symbols 4.0 Beta 1 (76)では4,014個のシンボルが登録されています。
Rendering modes
SF Symbols v3.xには、モノクロと階層、パレット、マルチカラーの4つのレンダリングモードがありますが、SF Symbols v4.0では、新たに「自動 (Automatic Rendering)」モードが追加され、この自動レンダリングモードを選択することで、それぞれのSymbolの特徴を最もよく表す優先的なレンダリングモードが選択されるようになっています。
Variable Color
また、シンボルの中には、WiFiやスピーカーなどのように、その強弱の時間による変化を色で表すシンボルがありますが、SF Symbols v4.0では、そのようなシンボルのために「Variable Color」という機能が導入され、
各レイヤーの配色を変更することで、WiFiの強度や、スピーカーの音量を表すシンボルを簡単に表示&作成することが可能になり、Variable Colorが利用可能なシンボルはSF Symbolアプリのサイドバーの[可変]から確認可能で、インスペクタには可変スライダーも追加されています。
SF Symbols v4.0のシステム要件はmacOS 11 Big Sur以上で、Beta版はAppleの公式サイトに公開されているので、興味のある方はセッション「What’s new in SF Symbols 4」と一緒にチェックしてみてください。
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