AppleがOS Xのウィルス定義データベース「XProtect」をv2076へ更新し、新たに1つの実行ファイルをブロックしています。詳細は以下から。
XProtect v2076
今回Appleが更新したXProtect v2076では、ブロックするAdobe Flash PlayerやOracle Java, Microsoft Silverlightプラグインのバージョンは変更されていませんが、
新たに「OSX.KeRanger.A」というマルウェア(実行ファイル)の情報が追加されています。*このマルウェアの詳細についてセキュリティ関係者の間でもまだ明らかになっていないようです。
アップデート履歴
2015/2016年のXProtectアップデートは以下の通りでアップデートは順次自動で行われ、
- 2015年01月27日:XProtect v2057 (古いFlash Playerをブロック)
- 2015年02月14日:XProtect v2058 (XProtectを更新)
- 2015年03月22日:XProtect v2059 (古いFlash Playerをブロック)
- 2015年04月22日:XProtect v2060 (古いFlash PlayerをブロックしXProtectを更新)
- 2015年05月27日:XProtect v2061 (古いFlash Playerをブロック)
- 2015年06月26日:XProtect v2063 (古いFlash Playerをブロック)
- 2015年07月10日:XProtect v2064 (古いFlash Playerをブロック)
- 2015年07月15日:XProtect v2065 (古いFlash PlayerとJava Pluginをブロック)
- 2015年08月04日:XProtect v2066 (XProtectを更新)
- 2015年09月03日:XProtect v2067 (古いFlash PlayerをブロックしXProtectを更新)
- 2015年09月23日:XProtect v2068 (XProtectを更新)
- 2015年10月02日:XProtect v2069 (古いFlash PlayerブロックしSIPに対応)
- 2015年10月20日:XProtect v2070 (古いFlash Playerをブロック)
- 2015年12月18日:XProtect v2071 (古いFlash PlayerをブロックしXProtectを更新)
- 2016年01月06日:XProtect v2072 (古いFlash PlayerをブロックしXProtectを更新)
- 2016年01月16日:XProtect v2073 (Microsoft Silverlightのブロックを開始)
- 2016年02月07日:XProtect v2074 (ブロックするマルウェアを追加)
- 2016年02月10日:XProtect v2075 (データベースを修正)
- 2016年03月05日:XProtect v2076 (ブロックするマルウェアを追加)
XProtectおよびGatekeeperのバージョンは以下のdefaultsコマンドで確認できます。
- XProtect (Yosemiteまで)
defaults read /System/Library/CoreServices/CoreTypes.bundle/Contents/Resources/XProtect.meta Version
defaults read /System/Library/CoreServices/XProtect.bundle/Contents/Resources/XProtect.meta Version
defaults read /private/var/db/gkopaque.bundle/Contents/Info.plist CFBundleShortVersionString
*現在のところApple メーリングリストにはこのアップデートの情報は公開されていません。
関連リンク
- Apple Mailing Lists – Apple
コメント
いないませんが〜…って日本語間違ってないか?