AppleがMacのウイルス定義データベース「XProtect」を更新し複数のウィルス情報をアップデートしています。詳細は以下から。
Adobe Flash Player
Appleは現地時間 6月26日付けでOS Xのウィルス定義ファイル XProtectをv2063へ、Gatekeeperをv70へアップデートし、深刻な脆弱性(APSB15-14, APSB15-13, APSB15-12など)を修正したAdobe Flash Playerプラグイン v18.0.0.194またはv 13.0.0.296より前のバージョンのプラグインをSafariでブロックするとメーリングリストで通知しています。
APPLE-SA-2015-06-26-1 OS X: Flash Player plug-in blocked
Due to security issues in older versions, Apple has updated the web plug-in blocking mechanism to disable all versions prior to Flash Player 18.0.0.194 and 13.0.0.296.
Information on blocked web plug-ins will be posted to:
http://support.apple.com/en-us/HT202681
[APPLE-SA-2015-06-26-1 OS X: Flash Player plug-in blocked – Apple]
ウィルス&マルウェア情報
また、Appleはこれと同時にMacのウィルス定義ファイル「XProtect」もアップデートしており、アイテム数に変化はないものの、複数のマルウェア情報(ハッシュ値など)をアップデートし最新のマルウェア情報に対応しているようです。
今年に入っての定例アップデートは以下の通りとなっています(全てOS X 10.10 Yosemiteでのアップデートです)。
- 2015年01月27日:XProtect v2057
- 2015年02月14日:XProtect v2058
- 2015年03月22日:XProtect v2059
- 2015年04月22日:XProtect v2060
- 2015年05月27日:XProtect v2061
- 2015年06月26日:XProtect v2063
おまけ
XProtectやGatekeeperのバージョンはXProtect.meta.plistを直接開くか、以下のdefaults readで確認することが出来ます。
・XProtect
defaults read /System/Library/CoreServices/CoreTypes.bundle/Contents/Resources/XProtect.meta Version
・Gatekeeper
defaults read /private/var/db/gkopaque.bundle/Contents/Info.plist CFBundleShortVersionString
まだアップデートされていない場合は以下のコマンドで手動アップデートも可能ですが、
$sudo softwareupdate --background-critical
ステム環境設定の[App Store] > [アップデートを自動的に確認]と[システムデータファイルとセキュリティアップデートをインストール]をOFFにした状態だとアップデートされないので注意して下さい。
Mavericks & Yosemiteではシステム環境設定の「アップデートを自動的に確認」をONにしておかないとXProtectの自動アップデートが無効になるもよう。 http://t.co/R7AV6K6j2e http://t.co/3JpbOi3Yli
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