iPadOS 17のiPadでゲームキャプチャが可能な「Genki Studio」がUSB-C接続のSSDなど外付けストレージへの映像の保存に対応。

iOS/iPadOS17

2023.11.14

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　iPadOS 17でUVCに対応したiPadでゲームキャプチャーが可能な「Genki Studio」がUSB-C接続のSSDなど外付けストレージへの映像の保存に対応しています。詳細は以下から。

　Appleは2023年09月にリリースしたiPadOS 17で、iPadでWeb会議などを円滑に行えるよう、USB-Cポートを搭載したiPadでWebカメラなどのUVCデバイスのサポートを開始し、これに伴い「Camo Studio」や「Elgato Capture」、「Orion」などゲーム配信/周辺機器メーカーがUSB to HDMIキャプチャーデバイスを利用し、iPad上にゲームコンソールの映像を表示、録画＆配信できるアプリを公開していますが、

現在のところUVCはUSB-Cポート搭載のiPad限定のサポートで、iPhoneではUSB-Cポートを搭載したiPhone 15シリーズでも利用できません。

その中の1つで、ゲームキャプチャーカード「Genki ShadowCast」シリーズを開発する米Human Thingsの公式アプリ「Genki Studio」がv1.2アップデートで外付けストレージへのキャプチャ映像/画像の録画に対応しています。

Genki Studio Update 1.2 added a new feature to record media files directly to external drive, with other minor changes:

リリースノートより

Genki Studio v1.2

　Genki Studio v1.2では、左下の設定アイコンから[Capturing Options] → [Recording Location]へ進み、Thunderbolt/USB-Cハブなどを利用しiPadに接続したSSDをキャプチャ映像の保存場所に指定することが可能で、

映像の保存はiPadの内部ストレージを介さず、直接USB-C SSDなどの外部ストレージに保存できるため、内部ストレージ容量が64GBのエントリーモデルのiPad AriやiPad miniでも内部ストレージ容量を気にせずゲーム映像のキャプチャや編集が可能になります。

　なお、Genki Studioは実験的機能としてビットレートの変更にも対応していますが、あまり高ビットレートに変更すると接続されているUSB-Cストレージの性能によっては接続が切断される可能性があるそうなので注意してください。

　また、Genki Studio v1.2では、映像のキャプチャを開始すると、インジケーターにキャプチャ時間とキャプチャファイルのサイズが表示されるようになっており、Genki StudioはGenki ShadowCast以外のキャプチャカードやドングルでも利用可能で、アプリはApp Storeに無料公開されているので、キャプチャデバイスを購入された方は試してみてください。

リリースノート

Genki Studio Update 1.2 added a new feature to record media files directly to external drive, with other minor changes:

Added a new option to record media files directly to a file location, where it could be an external storage device like a portable USB-C SSD. This will be a good way to save storage space on your iPad and record more content.
Added a current recorded file size display next to the current recorded length.
Changed to a new color scheme.
Other minor optimizations.