iPadOS 17では、UVCがサポートされサードパーティやディスプレイ内蔵のWebカメラ、デジタル顕微鏡などを接続可能になっています。詳細は以下から。
Appleは日本時間2023年09月19日、ウィジェットなどを配置できるカスタマイズ可能なロック画面やヘルスケアアプリを搭載した「iPadOS 17」を正式にリリースしましたが、このiPadOS 17ではiPad Pro 12.9インチ (第3世代)やiPad Pro 11インチ、iPad (第10世代)などUSB-Cポートを搭載したiPadで外付けのWebカメラがサポートされています。
External display cameras.8 Use the built-in camera on an external display for enhanced video conferencing.
8.Available on iPad Pro 12.9-inch (3rd generation or later), iPad Pro 11-inch (1st generation or later), iPad (10th generation), iPad Air (4th generation or later), and iPad mini (6th generation).New features available with iPadOS 17.より
AppleはWWDC23の基調講演の中で「iPadOS 17では外部ディスプレイの内蔵カメラを活用できるようになっています」とコメントしていましたが、WWDC23のセッション“Support external cameras in your iPadOS app“によると、iPadOS 17では業界標準のカメラ機器USB通信規格UVC (USB Video device Class)がサポートされており、
AppleのStudio Displayに内蔵されているWebカメラやiSight、AnkerやLogitechが販売するWebカメラ、学校の理科の授業などで使用されるデジタル顕微鏡などUVCをサポートする多くのデバイスをFaceTimeカメラやサードパーティアプリへ接続できるので、
今後対応アプリやデバイスが増えればリモート会議や理科の授業、動画撮影用のビデオアシストディスプレイとしてiPadを活用できるようになるかもしれません。
UVCサポートiPad
- iPad Pro 12.9インチ (第3世代)以降
- iPad Pro 11インチ (第1世代)以降
- iPad (第10世代)以降
- iPad Air (第4世代)以降
- iPad mini (第6世代)以降
おまけ
iPadOS 17でUVCがサポートされたことで、UVCに対応したHDMI to USBキャプチャデバイスが利用可能になり、MacやPCの画面にNintendo SwitchやPlayStationなどのゲームコンソール画面を出力できる「GENKI ShadowCast」を利用し、
iPad上にSwitchやPSの映像を出力しプレイできるようになっていますが、現在はWebベースでのサポートとなっており画質とフレームレートは1080@30Hzも出ないので、あまりオススメはしません。
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