Appleが盗難デバイスの保護機能などを追加した「iOS/iPadOS 17.3」や「watchOS 10.3」などを正式にリリースしています。詳細は以下から。
Appleは昨年09月、iPhoneやiPad向けに最新の「iOS 17/iPadOS 17」をリリースしましたが、現地時間2024年01月23日、年明け初となる「iOS/iPadOS 17.3 (21D50)」や「watchOS 10.3 (21S644)」アップデートをiPhoneやiPad、Apple Watch向けに公開しています。
このアップデートでは、“盗難デバイスの保護”機能による追加のセキュリティ対策が導入されます。このリリースには、黒人歴史月間を記念して黒人の歴史と文化をたたえる新しいユニティの壁紙に加え、iPhone用のその他の機能とバグ修正、およびセキュリティアップデートも含まれます。
リリースノートより抜粋
iOS 17.3では、保護されたパスワードやクレジットカードなど特定の操作にFace IDやTouch IDを利用した生体認証が必要となる「盗難デバイスの保護 (Stolen Device Protection)」と「セキュリティの遅延 (Security Delay)」機能、黒人の歴史と文化をたたえる新しいユニティの壁紙、Apple Musicのプレイリストへ友達を参加させることができるプレイリスト機能などが追加されています。
また、Appleが同時に公開したセキュリティコンテンツによると、iOS/iPadOS 17.3ではCVEベースで16件、watchOS 10.3では12件の脆弱性が修正されており、悪意を持って作成されたWebコンテンツを処理すると、
任意のコードが実行される可能性がWebKitの脆弱性(CVE-2024-23222)は、Appleが既に悪用されたという報告を受けているゼロデイ脆弱性となっているので、ユーザーの方は時間を見つけてアップデートすることをおすすめします。
iOS/iPadOS 17.3
このアップデートでは、“盗難デバイスの保護”機能による追加のセキュリティ対策が導入されます。このリリースには、黒人歴史月間を記念して黒人の歴史と文化をたたえる新しいユニティの壁紙に加え、iPhone用のその他の機能とバグ修正、およびセキュリティアップデートも含まれます。
盗難デバイスの保護 (iOSのみ)
- “盗難デバイスの保護”で、特定の操作を実行するときにパスコードを使用せずにFace IDまたはTouch IDを要求することで、iPhoneとApple IDのセキュリティを強化
- セキュリティ遅延機能により、デバイスのパスコードやApple IDのパスワードの変更などの機密性の高い操作を実行する前に、Face IDまたはTouch ID、1時間の待機時間、さらに生体認証の合致を要求
ロック画面
- 黒人歴史月間を記念して黒人の歴史と文化をたたえる新しいユニティの壁紙
ミュージック
- 自分のプレイリストへの参加を友達に依頼して、全員が曲の追加、並べ替え、削除を共同作業で行うことが可能
- 共同作業のプレイリストで、トラックに絵文字のリアクションを追加可能
このアップデートには、以下の改善も含まれます:
- AirPlayのホテルでの対応により、特定のホテルの客室でテレビにコンテンツを直接ストリーミング可能
- “設定”の“AppleCareと保証”に、自分のApple IDでサインインしているすべてのデバイスの保証範囲を表示
- 衝突事故検出の最適化(iPhone 14およびiPhone 15のすべての機種) (iOSのみ)
- Apple security releases – Apple Support
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