Sonnet、Apple M1チップの2倍以上のグラフィック性能を誇るRadeon RX 5500 XT/RX 5700を採用しPro Display XDRをサポートした「eGPU Breakaway Puck」を発売。

eGPU
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 SonnetがApple M1チップの約2~4倍の性能を誇るRadeon RX 5500 XT/RX 5700を採用しPro Display XDRをサポートしたコンパクトな「eGPU Breakaway Puck」を発売しています。詳細は以下から。

Sonnet eGPU Breakaway Puck Radeon RX 5500 XT and RX 5700

 AppleのDeveloper Kitにも採用されているeGPUエンクロージャーeGFX Breakaway Boxなどを開発&販売している、カリフォルニア州のサードパーティメーカーSonnetは現地時間2020年12月19日、同社が2017年10月に発売したThunderbolt 3接続のeGPUeGFX Breakaway Puckシリーズから、新たにRadeon RX 5500 XT/RX 5700 GPUを搭載した「eGPU Breakaway Puck RX 5500 XT/RX 5700」を発売すると発表しています。

Whether your computer completely lacks a discrete internal GPU or has a GPU without enough power to adequately support the needs of your current workflow, Sonnet has a pair of solutions that will instantly boost your computer’s graphics performance anytime and anywhere you need it. Why not pack a Puck?!

eGPU Breakaway Puck RX 550 XT/5700 – Sonnet

 eGPU Breakaway Puck RX 5500 XT/RX 5700は旧モデル同じ15.2 x 13 x 5.1 cmサイズながら、背面のポートはUSB Type-A x2ポート、DisplayPort 1.4 x1ポート、HDMI 2.0b x2ポート、Thunderbolt 3 x2ポートにアップデートされており、

eGPU Breakaway Puck RX 5500 XT/RX 5700のポート

GPUも上位のeGPU Breakaway Puck RX 5700は8GB DDR6ビデオメモリを搭載し、両モデルともAppleの6KディスプレイPro Display XDRを最大1台、4K@60Hzディスプレイを最大3台接続可能で、付属のアダプタも230Wにアップデートされ、システム要件はmacOS Catalina 10.15.7以上のThunderbolt 3に対応したIntel Macで、macOS 11 Big Surとも互換性がありますが、Appleから発表されている通り、Apple Silicon M1チップを搭載したMacでは利用できないようになっています。

eGPU Breakaway Puck RX 5500 XT
RX 5700モデル
RX 560
RX 570モデル
外見 eGPU Breakaway Puck RX 5500 XT/RX 5700 eGFX Breakaway Puck Radeon RX 570
型番 GPU-RX55-TB3-S
GPU-RX57-TB3-S
GPU-RX560-TB3-S
GPU-RX570-TB3-S
メモリ 4GB GDDR6
8GB GDDR6
4 GB GDDR5
システム要件 macOS Catalina 10.15.7以上でThunderbolt 3に対応したIntel Mac
(macOS Big Surとの互換性はあるもののApple M1 macには非対応)
macOS 10.14.6 Mojave以上でThunderbolt 3に対応したIntel Mac
(macOS Big Surとの互換性はあるもののApple M1 macには非対応)
Thunderbolt 3 x2ポート
(1ポートはMac/PC接続用で、もう1ポートは最大6K@60Hzサポート)
x1ポート
DisplayPort DisplayPort 1.4 x1ポート
(4K@60Hzサポート)
DisplayPort 1.4 x3ポート
(4K@60Hzサポート)
HDMI HDMI 2.0b x1ポート
(4K@60Hzサポート)
USB Type-A x2ポート
(USB 3.2 Gen 1 : 5Gb/s)
なし
Pro Display XDR 6K Thunderbolt 3ポートで対応 非対応
(Thunderbolt 3 Onlyモニターは非対応)
本体サイズ 15.2 x 13 x 5.1 cm
アダプタサイズ 7.5 x 15.5 x 3.1 cm 不明
アダプタ 230W, 100-240V AC, 50-60 Hz
(最大60WのPower Delivery)
180W, 100-240V AC, 50-60 Hz
(最大60WのPower Delivery)
価格 599.99ドル
899.99ドル
299.99ドル
499.99ドル
備考 2017年に発売
2019年にアップデート

ベンチマーク

 Apple M1チップはCPU性能こそMacBook Pro (16-inch Late 2019)のIntel Core i9-9980HKを超えるスコアとなっていますが、GPU性能は2016年発売のGeForce GTX 1050 Ti程度で、外部ディスプレイも最大1台という制限があり、

eGPU Breakaway Puck RX 5500 XTとApple M1のベンチマーク

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Sonnetが行ったベンチマークでも、Apple M1チップ搭載のMacBook Pro (M1, 13-inch, 2020)とMac mini (M1, 2020)、eGPU Breakaway Puckシリーズを接続したMacBook Pro (15-inch, 2019)とMac mini (2018)では、後者の方が2~4倍速くレンダリングやノイズリダクション、4Kプロジェクトの書き出しが可能だったそうなので、

iMac 2020やMac Pro 2020が目指すパフォーマンス

映像編集などメインにMacを利用される方は2021年にAppleが発売すると噂されているハイエンドモデルのMacBook ProやiMacまでは、Intel Mac + eGPU環境で使い続けたほうが快適かもしれません。

おまけ

 ちなみに、eGPU Breakaway Puck RX 5500 XT/RX 5700にはノートPCへの60W PowerDeliveryをサポートするため、eGPU本体とほぼ同じ長さのサイズ(7.5 x 15.5 x 3.1 cm)の230W電源アダプターが付属します。

eGPU Breakaway Puck RX 5500 XT/RX 5700のACアダプタ

コメント

  1. 匿名 より:

    記事タイトルから、M1 mac で使えるのか、ドライバ開発したのかと勘違いしてしまったw

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