macOS 10.15 CatalinaではeGPUサポートが強化されアクティビティモニタでCPUに加え、dGPU/eGPU使用率が確認可能になりました。詳細は以下から。
Appleは2018年にリリースしたmacOS 10.13.4 High SierraでeGPUをサポートし、加えてアクティビティモニタアプリに「GPUの履歴」ウィンドウを追加しましたが、本日リリースされたmacOS 10.15 CatalinaではGPUのサポートが強化され、アクティビティモニタアプリでGPU(dGPU/eGPU)の使用率をチェックできるようになりました。
macOS 10.15 Catalinaのアクティビティモニター
macOS 10.15 Catalinaのアクティビティモニタアプリはv10.14 (1071)へアップデートされており、iGPU以外のGPUが接続された場合に限り、メインウィンドウの[CPU]タブの横に[GPU]タブが追加されるようになっており、
GPUタブから各プロセスが利用している個別のGPUリソースは確認できませんが、各GPUを使用しているプロセスとGPUの使用率をチェックできます。
右下のマンデルブロ集合はCL!ng(MacAppStore)によるもの
また、macOS 10.15 CatalinaではマルチGPU(eGPU)のサポートが強化されたため、アクティビティモニタのGPU使用率タブやGPUの履歴のウィンドウに各eGPUが接続されているThunderbolt 3ポートのポート番号が表示されるようになっているので、同じGPUを複数接続してもどのGPUが利用されているかをチェックすることができます。
コメント
「macOS 10.15 Catalinaのアクティビティモニタアプリはv10.14 (1071)へアップデートされており、iGPU以外のGPUが接続された場合に限り、メインウィンドウの[CPU]タブの横に[GPU]タブが追加されるようになっており、」………
その通りです。でも、eGPUの購入まで手が出せないユーザー向けにちょっとだけ補足説明:
1)たとえeGPUの機器を非保有であっても、すなわちメインウィンドウの[CPU]タブの横に[GPU]タブが非表示のケースでも(何にも、特殊なドライバーの追加なし)で、GPU(特にPCIe スロットに装着し、稼動MacOSXでサポートされているグラフィックボード)の使用稼動状態を画面で見ることが可能です。
2)メニューの ウィンドウーGPUの履歴をクリックするだけで良いです。
例;AMD Radeon RX 570(内蔵)であれば、小さな正方形の点で構成される棒グラフで、使用率が表され時間と共に、右から左へ流れて行きます。
簡易グラフですが、GPUへ負荷状態が一目で認識できるので、非常に便利です。
dGPU入れてるiMacだけど、アクティビティモニタに表示されないのは仕様?