Windows版で仮想カメラをネイティブサポートし、Source Toolbarや新しいノイズ抑制機能を備えたライブ配信アプリ「OBS Studio v26」がリリースされています。詳細は以下から。
OBS Projectは現地時間2020年09月29日、オープンソースでWindowsやMac, Linuxのクロスプラットフォームに対応したライブ配信アプリ「OBS (Open Broadcaster Software) Studio」の最新バージョンとなる「OBS Studio 26.0」をリリースしたと発表しています。
OBS Studio 26.0
- Official Virtual Cam
- Screenshots
- Source Toolbar
- Quality Of Life Improvements
リリースノートよび抜粋
OBS Studio 26.0の主な新機能
仮想カメラ
OBS Studio v26.0ではRC版で発表されていたとおり、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響でZoomやGoogle Meet、Microsoft Teamなどのライブ配信サービスを利用するユーザーが増え、OBSから直接これらのサービスへ映像を配信できるよう、仮想カメラがサポートされています。この仮想カメラ機能は現在のところWindows版だけですが、将来のアップデートではMacとLinuxでもサポートを予定しているそうです。
スクリーンショット
また、地味な機能ですがOBS Studio 26.0では新たにプレビュー、ソース、シーンを選択した状態で、それらのスクリーンショットを撮影できるようホットキー設定に[スクリーンショットの出力]と[選択したソースをスクリーンショット]の項目が追加されています。
Source Toolbar
Source Toolbarは現在選択しているソースを素早く切り替え/プレビューできるようにコントロール上に設置可能なツールバーで、[表示]メニューの[ソースツールバー]で表示することができます。
ノイズ抑制
OBS Studio 26.0ではノイズ抑制機能もアップデートされ、AWSのJean-Marc ValinさんがMozillaに勤めていた際に開発したAIベース(ディープラーニング)のノイズ抑制メソッド「RNNoise」がデフォルトフィルタとなっています。
この他、macOS版ではデスクトップオーディオデバイスをキャプチャする際に、Rogue Amoeba SoftwareのLoopbackやSoundflowerに代わるオープンソースの仮想オーディオユーティリティBlackHoleなどが選択できるようになっているので、ユーザーの方はアップデートしてみてください。
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