iPadをMacのセカンドディスプレイとして利用できる「Luna Display」と「Astropad」、「Duet Display」、「Screens VNC」の比較。

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 iPadをMacのセカンドディスプレイとして利用できる「Luna Display」と「Astropad」、「Duet Display」、「Screens VNC」の比較です。詳細は以下から。

Luna Displayのアイコン

 Astropadシリーズを開発しているAstro HQがクラウドファンディングサイトで資金を募って開発したiPadをMacのセカンドディスプレイ化できるグラフィックス・アダプター&アプリLuna Displayが出資者のもとに出荷され始めましたが、

これと同じ様な機能を持った3アプリAstropad」と「Duet Display」、「Screens VNCの表示速度やGPU(グラフィックス)アクセレーターの有無、Apple Pencil、iOSとの連携機能などを比較してみました。

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比較環境

 各アプリの比較に利用したMacはヘッドレス Mac mini Late 2014で、macOSはmacOS 10.13.4 High Sierra以降のグラフィックス・ドライバが原因で解像度が定まらない不具合WindowServerプロセスがクラッシュする不具合があるため、macOS 10.12.6 Sierraを利用しています。

Luna Display wtih Mac mini

macOSのグラフィックス・ドライバの不具合は2018年03月にリリースされたmacOS 10.13.4から最新のmacOS 10.13.6まで修正されていませんが、2018年秋にリリースされるmacOS 10.14 Mojaveで修正される予定のようです。

比較

 macOS 10.12 Sierraのヘッドレス Mac mini (Late 2014)を利用しているので、iPadのMacのセカンドディスプレイ化するAstropadとDuetにはあまりフェアな比較ではありませんが、各アプリの機能としては以下のような違いが有り、

各アプリの機能比較

Luna
Display
Astropad
Standard
Duet
Display
Screens
VNC
セカンド
ディスプレイ
対応 (ミラーリング) 対応 (ミラーリング)
HiDPI
(Retina)
対応
ワイヤレス接続 対応 対応
(年2,200円)
対応
有線(USB)接続 対応
Apple Pencil
の筆圧
対応 対応
(有料)
iOS機能との連携 対応
[1, 2]
HiDPI(Retina)
@ヘッドレスMac
対応 ミラーリングの
場合は対応
対応
GPUアクセレータ
@ヘッドレスMac
対応 対応
価格 79.99ドル
(アプリは無料)
3,600円 1,200円 2,400円
Link 公式サイト
App Store
公式サイト
App Store
公式サイト
App Store
公式サイト
App Store

以下のスクリーンショットでもわかるようにBuild-inや外部ディスプレイが接続されていないヘッドレス状態のMacで利用すると、DuetはGPUアクセレーターが、AstropadとScreensではHiDPI設定が有効になっていないのが分かります。

クリックで拡大

レイテンシー

 次にレイテンシー(遅延)のテストですが、LunaやAstropad, DuetはZero LagZero Latencyを特徴として謳っていますが、レイテンシーが「Zero(0)」なのはエミュレートしているディスプレイまでで、それ以降iPadに表示されるまでにはエンコード&デコードが行われるため、ここで遅延が発生します。

 以上の動画はiOS 11の「画面録画」機能を利用してダウンロードフォルダのファン表示とUFO TestのFrame Skipping CheckをMac miniで実行したものを撮影し並べたものですが、ヘッドレスMacではDuetとWi-Fi接続のScreens VNCで大きな遅延が発生していることが分かります。

Duetはサブディスプレイを前提として開発されているため、ディスプレイが接続されていないMacではパフォーマンス発揮できず、VNC over TCPのため垂直同期にも失敗しているようです。

 以上の通り、Luna Displayはハードウェアドングル(アダプター)によりMacに仮想ディスプレイを認識させることで、GPUアクセレーターとHiDPIの両方を可能にしており、Duet DisplayもMacBookやiMacのようなBuild-inディスプレイを搭載したMacならばそれなりの機能を発揮できると思われますが、

ディスプレイの仮想化をソフトウェアに依存しているため、macOS 10.13.4 High SierraのようにAppleのグラフィックス・ドライバに不具合があった場合に連鎖的に問題が発生し、ワイヤレス接続機能も2018年08月にDuet Airという年間2,200円(+Duetの購入金額1,200円)のサブスクリプション制に移行してしまったので、Luna Displayの79.99ドルはドングル+ワイヤレス機能と考えれば決して高くない価格だと思います。

コメント

  1. 匿名 より:

    こういう記事まじでありがたいし、今後もやってほしい