iPadをMacのセカンドディスプレイとして利用できる「Luna Display」レビュー。

Luna Display Astropad
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 iPadをMacのセカンドディスプレイとして利用できる「Luna Display」レビューです。詳細は以下から。

Luna Displayのアイコン

 Luna DisplayはiPadにMacの画面を映し出し液晶タブレット化するアプリ「Astropad」シリーズを開発している元AppleのQuickTimeエンジニアのMattさんらAstro HQが2017年08月にクラウドファンディングサイトKickstarterで約7,000万円の資金を集めて開発されたMac/iPad用ハードウェア(H/W)とソフトウェア(S/W)製品で、

Macに仮想ディスプレイを接続したように認識させ、iPadをMacのセカンドディスプレイのように使用できる機能がありますが、このLuna Displayの出資者(Early Bird)用製品が届いたので利用してみました。

 Astro DisplayとLuna Displayなどちらも同じAstro HQ社の製品ですが、S/Wのみで動作するAstro DisplayとH/Wを必要とするLuna Displayには以下のような違いがあります。

Astro🐶とLuna🐱の違い

Astropad

 まず、AstropadとLuna Displayの違いについていですが、AstropadはiPad/iPad ProにMacのディスプレイをミラーリングし、iPadのタッチパネルやApple Pencilを利用することで、iPadを液用タブレットのように利用する事ができるアプリです。

Astropad

アイコンはAstro Dog🐶で、iOSアプリとMacのコンパニオンアプリの2つのS/Wで動作します。

Luna Display

 対して、Luna DisplayはMacのメインディスプレイとは別に、もう1つMacに仮想(ダミー)ディスプレイを接続したかのように認識させて、iPadをMacのセカンドディスプレイとして利用できるようにするH/W&S/W製品で、そのためにLunaアダプタというMini-DisplayPortまたはUSB-Cポートに対応したアダプタを購入する必要があります。

Luna Display

アイコンはLuna Cat🐱で、Lunaアダプター(H/W)とLuna Displayアプリ(S/W)で動作します。*アプリは無料で配布されています。

Luna Displayのセットアップ

Lunaアダプターのセットアップ

 LunaアダプターはMini-DisplayPortとUSB-Cタイプが用意されており、今回は両方注文してみましたが、どちらも66 x 66 x 26 mmのパッケージにアダプターとスタートカード(1枚)が同梱されており、アプリとスタートカードは日本語、簡体字中国語、英語で記載されていました。

 Lunaアダプター自体はダミーHDMIアダプタ「fit-Headlessより小さく、fit-Headlessの突起部が25mmなのに対し、Mini-DisplayPort版Lunaアダプター(中央)が16mm、USB-C版(右)が18mmとなっています。

 Lunaアダプターのセットアップは対応するMacにMini-DisplayPortまたはUSB-C版のアダプターを接続するだけで、認識されるとLEDが一定間隔で点滅し続けます。また、対応するMacはMetalをサポートしたOS X 10.11 El Capitan以降搭載のMacなので、macOS Mojaveのシステム要件と同じく2012年製以降のMacで利用できます。

左がMini-DisplayPort版、右がUSB-C版

Luna Displayアプリのセットアップ

 Luna DisplayアプリはiPad用アプリとMac用のコンパニオンアプリの2つからなり、iPad用アプリはApp Storeからダウンロードしてインストールするだけで、設定メニューはなく、

iPadのシステム要件はiOS 9.1以降を搭載したiPadシリーズ。

Mac用コンパニオンアプリは公式サイトから最新版をインストールして起動すると、Lunaアダプターの接続を求められ、接続するとLuna DisplayアプリをインストールしたiPadと同じWi-Fi(ネットワーク)に接続し、デバイスへの許可を求められます。

 MacとiPadの接続が完了すると、MacのLunaアプリでセカンドディスプレイ(iPad)の位置とRetina解像度の有効/無効設定が可能になり、Retina解像度を有効にしたい場合はHiDPI用のシステム拡張(kext)のインストールが求められます。

macOS 10.13 High Sierraの場合はSKELの不具合に遭うかもしれません。

 セットアップが終わると、iPadをHiDPI対応のセカンドディスプレイとして利用できるようになります。

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おまけ

 Luna Displayが届いたのが本日(20日)で、まだセットアップしただけなので遅延(ラグ)などについては利用してみてからレビューしたいと思いますが、Windows PCにLunaアダプターを接続したところ、「Luna Zero」という汎用PnPモニターとして認識されたので、Windowsの標準ドライバでも1024×768の汎用ディスプレイとしてエミュレートされるようで、

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What about Windows support?
At this time, Luna Display does not support Windows. However, we are considering development for PC compatibility in the future!

Frequently Asked Questions – Luna Display

AstroHQのMattさんも、「現在のところLuna DisplayはWindowsをサポートしていませんが、将来的にはPCとの互換性も考えています。」とコメントしているので、正式に発売される2019年以降には何か発表があるかもしれません。

コメント

  1. 匿名 より:

    だからこういう商品紹介するときは技適を見せろと…

  2. 匿名 より:

    Luna Displayは音声出力先をiPadに出来るのかな。
    あと、どれくらいの距離離れられるんだろう。

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