Apple M4/Proチップを搭載した「Mac mini (2024)」の電力消費は待機中で4W、CPU最大稼働時で64~140Wになっているそうです。詳細は以下から。
Appleは現地時間2024年11月08日、Apple M4ファミリーを搭載した「iMac (24インチ, 2024)」と「Mac mini (2024)」と「MacBook Pro (14/16インチ, 2024)」の販売を開始しましたが、
Appleは同日、この内のデスクトップMacとなる「Mac mini (2024)」と「iMac (24インチ, 2024)」シリーズの電力消費と熱出力情報を公開しています
Apple M4チップ搭載のMac miniとiMacの電力消費量
Appleが公開したMac miniとiMacの電力消費量は、Mac miniがApple M4と16GBユニファイドメモリ、256GB SSDを搭載したベースモデルと、Apple M4と64GBユニファイドメモリ、8TB SSDを搭載したフルスペックモデルの値と、
iMacが8コアCPUと8コアGPUのM4と16GBメモリ、256GB SSDを搭載したベースモデルのiMac (24-inch, 2024, Two ports)、10コアCPUと10コアGPU、16GBメモリ、2TB SSDを搭載したフルスペックのiMac (24-inch, 2024, Four ports)の値で、各Mac miniとiMacの電力消費量と熱出力情報は待機中とCPU最大稼働時で以下のようになっています。
電力消費 | 熱出力 | |||
---|---|---|---|---|
モデル | 待機中 | CPU最大稼働時 | 待機中 | CPU最大稼働時 |
Mac mini (2024) | 4W | 65W | 14 BTU/h | 222 BTU/h |
Mac mini (2024) | 5W | 140W | 17 BTU/h | 478 BTU/h |
iMac (24-inch, 2024, Two ports) | 43W | 100W | 147 BTU/h | 341 BTU/h |
iMac (24-inch, 2024, Four ports) | 46W | 105W | 157 BTU/h | 358 BTU/h |
iMacの電力消費の情報には搭載されている24インチ 4.5K Retina Displayの電力も含まれるため、始めにヘッドレスMacとなるMac miniの情報だけ見ると、Mac miniは引き続き待機/アイドル状態での電力が4~5Wと小さい一方、CPU最大稼働時をみるとM4モデルが65W、M4 Proモデルが140WとM2/M2 Proより高くなっていますが、
ここで、Geekbench v6のCPUベンチマークスコアを確認してみると、M4チップ搭載のMac mini (2024)のスコアは同Mac miniより電力消費が36W大きいM2 Proチップ搭載のMac mini (2023)を上回り、さらにM4 Proチップ搭載のMac mini (2024)と同等の電力消費(145W)となるM2 Maxチップ搭載のMac Studio (2023)を超えています。
Appleは昨年M3ファミリーのチップを発表した際、M3(M4も)は3ナノメートルテクノロジーを採用し、M1と比較して1Wあたりのパフォーマンス(ワッパ)が大幅に向上しており、M3はM1の最大CPUパフォーマンスと同じパフォーマンスを半分の消費電力で発揮することが可能だとコメントしていたので、M1/M2 Mac miniからM4 Mac miniへの買い替えは電気使用量的にも助かりそうです。
デスクトップMac
また、Apple M4チップ搭載のMac mini (2024)とiMac (24インチ, 2024)の電力消費量を既に公開されているMac Studio/Pro (2023)やMac mini (2022)やMac Studio (2021)、iMac (24-inch, M1, 2021)やMac mini (M1, 2020)やiMac (2020)、Mac Pro (2019)、iMac (2019)などのデスクトップMacと比較しても、最小クラスの電力消費量となっているので、気になる方はAppleのデータをチェックしてみてください。
- iMac power consumption and thermal output – Apple Support
- Mac mini power consumption and thermal output (BTU) information – Apple Support
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