AppleがiMac (Retina 5K, 27インチ, 2020)の電力消費と熱出力情報を公開しています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2020年08月04日、Intelの第10世代Coreプロセッサ「Comet Lake」を採用した「iMac (Retina 5K, 27インチ, 2020)」の発売を開始しましたが、このiMacのフルスペック時の電力消費量(W)と熱出力(BTU/h)情報が新たに公開されています。
iMac (Retina 5K, 27-inch, 2020)
27-inch Retina 5K display, 3.6GHz 10-Core i9, 128GB 2666MHz DDR4 SDRAM, 8TB Solid State Drive, AMD Radeon Pro 5700 XT with 16GB memoryiMac power consumption and thermal output – Apple Support
iMac (Retina 5K, 27インチ, 2020)の電力消費と熱出力
公開された電力消費と熱出力の情報はIntel 10-Core i9@3.6GHz、128GBメモリ、8TB SSD、AMD Radeon Pro 5700 XT with 16GBメモリというiMac (Retina 5K, 27インチ, 2020)のフルスペックモデルの情報ですが、
電力消費 | 熱出力 | ||
---|---|---|---|
待機中 | CPU最大稼働時 | 待機中 | CPU最大稼働時 |
74 W | 295 W | 252 BTU/h | 1007 BTU/h |
この値を過去に公開されたMac Pro (2019)やiMac (2019)、iMac Pro (2017)、旧Mac Proと比較してみると、iMac (Retina 5K, 27インチ, 2020)のフルスペックモデルの電力消費量はIntel Xeon搭載のMac Pro (2019)やiMac Pro (2017)には及ばないものの、CPU最大稼働時には旧タワー型Mac Proに並ぶ295Wになり、
それと比例して熱出力も待機中で252BTU/h、CPU最大駆動時では1007BTU/hとiMacシリーズでは過去最大なので、iMac (Retina 5K, 27インチ, 2020)のフルスペックモデルを常時に最大稼働させる際には室温に注意したほうが良さそうです。
おまけ
Appleが今後もIntel製プロセッサを搭載した新しいiMacを発売するかは不明ですが、Appleが自社製プロセッサ「Apple Silicon」へ移行する目的の1つがMacをハイパフォーマンスかつ低電力消費にすることなので、Apple Silicon搭載のデスクトップMacはiPadと同じくIntel Macより電力効率はよくなると思われます。
- iMac power consumption and thermal output – Apple Support
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