AppleがApple M4 Pro/MaxチップやThunderbolt 4/5ポートを搭載した14/16インチ「MacBook Pro」を発表しています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2024年10月28日より。Apple M4チップを搭載した初のデスクトップMacとなる「iMac (24インチ, M4, 2024)」や全く新しいデザインの「Mac mini (M4/M4 Pro)」を発表しましたが、10月30日付けで、新たにApple M4およびM4 Pro/M4 Maxチップを搭載する「MacBook Pro」を11月08日より発売すると発表しています。
カリフォルニア州クパティーノ Appleは本日、M4チップファミリーのM4、M4 Pro、M4 Maxを搭載し、一段と高速になったパフォーマンスと強化された性能を提供する、新しいMacBook Proを発表しました。[…]スペースブラックとシルバーの仕上げで提供される14インチMacBook Proは、M4の圧倒的に高速なパフォーマンスと、3つのThunderbolt 4ポートを備え、16GBからのメモリを搭載し、これらすべてを備えながら248,800円(税込)でお求めいただけます。M4 ProおよびM4 Maxを搭載した14インチと16インチのモデルは、より高速な転送速度と先進的な接続性のためにThunderbolt 5を装備しています。
Appleの新しいMacBook Pro、驚くほどパワフルなM4チップファミリーを搭載し、Apple Intelligenceによって新しい時代を切り拓く – Apple
Apple M4ファミリー
新しいMacBook Proに搭載されるApple Siliconは、Apple M4ファミリーとなるM4とM4 Pro、M4 Maxの4種類で、ベースモデルとなるApple M4チップはiMacやMac mini (M4)、iPad Pro (M4)に搭載されているのと同じ4つの高性能コアと6つの高効率コアからなる10コアCPUと10コアGPU、Apple史上最速の16コアNeural Engineを搭載し、メモリはベース16GBのユニファイドメモリで最大32GBもサポート。
また、Apple M3チップ搭載のMacBook Proはディスプレイと閉じた場合にのみ2台の外部ディスプレイ出力が可能でしたが、M4チップ搭載のMacBook ProではM4ファミリーでアプデーとされたディスプレイエンジンによりMacBook Proの内部ディスプレイの他に、2台の外部ディスプレイ出力が可能になっているそうです。
14インチと16インチのMacBook Proに採用されるM4 Proは最大10個の高性能コアと4つの高効率コアからなる14コアCPUと、最大20コアGPU、Apple史上最速の16コアNeural Engineに加え、
メモリ帯域幅は一世代前のApple M3 Proの150GB/sと比較して75%増加した273GB/sとなっており最大64GBユニファイドメモリをサポート。
そして、M4 Maxチップはデータサイエンティストや3Dアーティスト、大規模言語モデルを扱う研究者向けのチップで、最大12の高性能コアと4つの高効率コアを備えた最大16コアのCPUとM4 Proの2倍のパフォーマンスを発揮する最大40コアとなるGPUを搭載。
また、M4 Maxチップのメモリ帯域幅は毎秒0.5テラバイトを超える最大546GB/sで、最大128GBのユニファイドメモリをサポートし、これは最新のAI PCチップの約4倍の帯域幅でNeural EngineもM1 Maxの3倍以上のパフォーマンスとなるため、開発者は約2,000億のパラメータを持つ大規模言語モデルを簡単に操作することができるそうです。
I/Oポート
新しいMacBook Proは、Apple M4チップと3つのThunderbolt 4ポートを搭載する14インチ MacBook Proと、Apple M4 Pro/Maxチップと3つのThunderbolt 5ポートを搭載する14/16インチMacBook Proの3タイプで、I/OポートはThunderbolt以外にSDXCカードリーダーとHDMIポート、3.5mmヘッドホンジャック、MagSafe 3ポートを搭載。
また、Apple M3チップを搭載する14インチMacBook Proは、今回からApple M4チップを搭載する14インチMacBook ProもThunderboltポートが1つ増え、3つのThunderbolt 4(USB-C)ポートが搭載され、2台の外部ディスプレイ出力が可能になっているそうです。
Apple M4ファミリーのMacBook Proのバッテリー駆動時間はM3ファミリーより長く、ビデオストリーミングではM4が最大24時間、M4 Proが最大22時間、M3 Maxが最大18時間となっており、Nano-textureディスプレイのオプションも追加され、新しいカメラはデスクビューにも対応。
価格
日本での価格は10コアCPUと10コアGPU、16GBユニファイドメモリ、512GB SSDストレージを搭載した14インチMacBook Proが248,800円からで、1TB SSDストレージモデルが278,800円、24GBユニファイドメモリと1TB SSDストレージモデル308,800円となっています。
Apple M4 Proチップ搭載モデルは14インチと16インチLiquid Retina XDRディスプレイの2サイズから選択可能で、14インチの12コアCPUと16コアGPU、24GBユニファイドメモリ、512GB SSDストレージモデルが328,800円、14コアCPUと20コアGPU、24GBユニファイドメモリ、1TB SSDストレージモデルが398,800円、16インチモデルは同スペックで前者が398,800円、後者が458,800円となっています。
最もハイスペックなApple M4 Maxチップ搭載モデルは14インチディスプレイと14コアCPU、32コアGPU、36GBユニファイドメモリ、1TB SSDストレージ搭載モデルが528,800円、同スペックで16インチディスプレイ搭載モデルは554,800円、そして16コアCPUと40コアGPU、48GBユニファイドメモリ、1TB SSDストレージ搭載モデルが634,800円で、
Nano-textureの16インチLiquid Retina XDRディスプレイと16コアCPU、40コアGPU、16コアNeural Engine搭載Apple M4 Maxチップ、128GBユニファイドメモリ、8TB SSDストレージのフルスペックだと1,136,800円となります。
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