AppleがMac mini (2023)の電力消費と熱出力情報が公開しています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2023年01月24日(日本では02月03日)より、Apple M2 Pro/M2 Maxチップを搭載した「Mac mini (2023)」および「MacBook Pro (14/16インチ, 2023)」の販売を開始していますが、
それに合わせて、AppleがデスクトップMacに限って公開している電力消費量(W)と熱出力(BTU)情報に、新たにApple M2/M2 Proチップを搭載したMac mini (2023)の情報が追加されています。
Mac mini (2023)の電力消費と熱出力
新たに公開された電力消費と熱出力の情報は、Apple M2 チップ、24GBユニファイドメモリ、2TB SSD構成のMac mini (2023)、M2 Proチップ、32GBユニファイドメモリ、8TB SSDというフルスペックモデルの情報で、
1. Apple M2 Mac mini (2023)
Apple M2 chip, 24GB unified memory, 2TB SSD
電力消費 | 熱出力 | ||
---|---|---|---|
待機中 | CPU最大稼働時 | 待機中 | CPU最大稼働時 |
7W | 50W | 24 BTU/h | 171 BTU/h |
2. Apple M2 Pro Mac mini (2023)
Apple M2 Pro chip, 32GB unified memory, 8TB SSD
電力消費 | 熱出力 | ||
---|---|---|---|
待機中 | CPU最大稼働時 | 待機中 | CPU最大稼働時 |
7W | 100W | 24 BTU/h | 358 BTU/h |
新たに公開されたMac mini (2023)の電力消費値を、既に公開されているiMac (24-inch, M1, 2021)やMac mini (M1, 2020)やiMac (2020)、Mac Pro (2019)、iMac (2019)、旧Mac Proなど他のデスクトップMacの値と比較すると以下の通りで、
Apple M2/M2 Proチップを搭載したMac mini (2023)の待機電力は、M1チップを搭載したMac mini (M1, 2020)とほぼ同じ7Wと、Intel世代最後のMac mini (2018)の待機電力(19.9W)と比較して約35%程度に抑えられています。
Appleは本日、Appleシリコンの画期的な電力効率のパフォーマンスをさらなる高みに引き上げる2つの次世代SoC(システムオンチップ)である、M2 ProとM2 Maxを発表しました。
Apple、次のレベルのワークフローを可能にする次世代チップのM2 ProとM2 Maxを発表 – Apple
また、CPUが最大駆動時の消費電力は、Apple M2チップのMac mini (2023)が50Wとなっているのに対し、Apple M2 Proチップを搭載したMac mini (2023)は最大100WとM2チップモデルの2倍、M1の2.5倍で、Apple M1 Maxチップを搭載したMac Studio (2022)の最大電力115Wに迫る値となっていますが、
Appleの発表でもコメントされていたとおり、Apple M2チップはより電力効率の高いチップ*となっており、CPUタスクだけのワットパフォーマンスでみれば、12コアモデルのM2 ProはM1 Maxの約1.5倍となっているので、Apple M1 Maxチップを搭載したMac Studio (2022)の購入を検討されている方は、M2 Proチップ搭載のMac mini (2023)とよく比較する必要がありそうです。
コメント
M2 Proは10コアと12コア仕様ががあるからその記載が欲しかったな…
メモリやSSDの構成からして12コアぽいけど