Appleがユーザー自身がMac Pro (2019)のストレージ容量を最大8TBへアップグレードできる「SSD Kit for Mac Pro」を発売しています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2020年06月15日、昨年11月に発売した「MacBook Pro (16-inch, 2019)」のdGPUオプションに、デスクトップクラスのグラフィックス性能を持った「Radeon Pro 5600M」を追加しましたが、同じく昨年12月に発売を開始した「Mac Pro (2019)」にもユーザーが自身がSSDをアップグレードできる「SSD Kit for Mac Pro」を発売しています。
8TB SSD Kit for Mac Proを使えば、Mac Proの内部SSDストレージの容量をアップグレードできます。4TBモジュールを2つ含むこのキットは、Mac Proに内蔵されているSSDモジュールと交換して使用してください。取りつけ作業が必要です。注:ソフトウェアの再インストールには、Apple Configurator 2を実行する別のMacとUSB-Cケーブルが必要です。 Mac Pro (2019) に対応。
SSD Kit for Mac Pro – Apple(日本)
Mac Pro (2019)のSSDは他のMacと同じく、Appleの独自仕様で、当初はAppleまたは正規サービスプロバイダでの交換が必要とされてきましたが、
AppleはMac Pro (2019)専用キャスター「Apple Mac Pro Wheels Kit」と同じように、ユーザー自身がアップデートできる形に変更したようで、SSD Kit for Mac Proには最小1TBから昨年末に追加された最大8TB容量のSSDがラインナップされています。
ただし、SSD Kit for Mac ProはMac Pro (2019)にデフォルト(ベース)のSSDが搭載されている分、全ての容量でApple StoreのCTO価格より高く値段が設定されており、
SSD Kit for Mac ProとCTOでの価格
ストレージ容量 | SSD Kitの価格 | CTOでの価格 |
---|---|---|
256GB | – | ベース |
1TB | 税別60,000円 | 税別40,000円 |
2TB | 税別100,000円 | 税別80,000円 |
4TB | 税別160,000円 | 税別140,000円 |
8TB | 税別280,000円 | 税別260,000円 |
ユーザー自身がMac Pro (2019)のカバーを開け、T8ドライバーを利用しSSDモジュールを取り外す必要があり、AppleのMac用SoC「Apple T2セキュリティチップ」との紐付けが必要なため、2台のSSDを換装&ペアリングしたあとに、
もう一台のインターネットに接続されているMacを用意して、そのMacとSSDを換装したMac Pro (2019)をUSB-C接続しApple Configurator 2によるSSDとApple T2との紐付け後、macOSの再インストールが必要となっているので、予算に余裕のある方はCTOでカスタマイズすることをお勧めします。
- SSD Kit for Mac Pro – Apple(日本)
- Mac ProのSSDモジュールを取り外す/取り付ける – Apple サポート
コメント
アップグレードするのに三流パーツを買ってきて組み込むしかない winPC と違って純正コンポーネントが販売されるのは凄い
ふーん。
一流パーツだとしても、OSが三流以下では…
超一流のバタフライキーボードっていうのもありましたね。
>もう一台のインターネットに接続されているMacを用意して、そのMacとSSDを換装したMac Pro (2019)をUSB-C接続しApple Configurator 2によるSSDとApple T2との紐付け後、macOSの再インストールが必要
ストレージ追加するのにOS再インスコとか頭悪すぎ仕様でワロタ
追加ではなく換装の場合でしょ
システムSSDを空のSSDに換装してるのに再インスコ無しとか物理的に不可能ですよ
2台のSSDを一度に換装するのではなく、1台ずつ換装すればSSDとApple T2の紐付けは不要になるのだろうか?場合によってはインターネットに接続されているMacを用意するのが難しい場合もあるだろう。手間はかかるが以下の手順が可能であればいいね。
1 システムが入っていない1台のSSDを換装、古いシステムから起動を確認
2 換装したSSDにシステムをインストール
3 換装したSSDのシステムから起動を確認
4 残り1台のSSDを換装