Apple、最大1.5TBまで増設可能なMac Pro (2019)のメモリ仕様と増設手順を公開。8~16-Core Intel XeonのMac Proは最大768GBまでに。

メモリを検証する Mac Pro
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 Appleが最大1.5TBまで増設可能なMac Pro (2019)のメモリ仕様と増設手順を公開しています。詳細は以下から。


 Appleは現地時間2019年12月10日、最大28-Core Intel Xeonを搭載可能なMac Pro (2019)の販売を開始しましたが、同Mac Proはユーザーによるメモリのアップグレードが可能になっており、Appleはその手順をまとめたサポートドキュメントとチュートリアル動画を公開しています。

Mac Pro (2019) のメモリの仕様

Mac Pro には、6 チャンネルのメモリコントローラを搭載し、12 のメモリスロットに最大 1.5 TB のメモリを取り付け可能で、2933 MHz DDR4 EEC 準拠の DIMM メモリを使えます。互換性を確保するために、Apple 認定の DIMM を使うようお勧めします。

Mac Pro (2019) のメモリの仕様 – Apple サポート

メモリ仕様

 既に公表されている通り、Mac Pro (2019)はIntel Xeon Wプロセッサを搭載し、12のDIMMスロットにECC対応の2666MHz/2933MHz DDR4メモリを搭載でき、プロセッサの仕様により、16-CoreのIntel Xeonまでが最大768GBメモリ、24-/28-CoreのIntel Xeonが最大1.5TBのLR-DDRメモリをサポートするそうです。

Mac Pro (2019) Memory Kit

メモリ条件

  • 2933 MHz DDR4 フルレングス DIMM。速度が異なるメモリを組み合わせることは推奨されません。
  • ECC (Error-correcting code)
  • 8 GB、16 GB、32 GB、64 GB、または 128 GB の DIMM
  • R-DIMM (Registered) または LR-DIMM (Load-Reduced DIMM)。R-DIMM と LR-DIMM を混在させることはできません。
  • 288 ピン
  • 性能を最大限に発揮させるには、すべてのスロットで同じサイズのメモリモジュールを使用します。
  • ヒートシンク搭載の DIMM はサポートされていないため、DIMM メカニズムが損傷する場合があります。
Mac Pro は R-DIMM と LR-DIMM の両方に対応していますが、これら 2 種類のメモリを混在させることはできません。R-DIMM と LR-DIMM を混在させるとメモリエラーになり、コンピュータの電源を入れるとステータスインジケータランプが点滅します。

メモリスロット

 また、前述の通りMac Pro (2019)には12のDIMMスロットが存在しますが、12全てのスロットを利用しない場合は4、6、8本の組み合わせて、スロットを以下のダークグレイのDIMMスロットを使用することが可能で、5、7、9、10、11本のDIMM構成はサポート対象外となっています。

Mac Pro (2019)のDIMMスロット

 DIMM構成はmacOSのApple メニュー  → [このMacについて] → [メモリ]タブで構成の検証や現在の構成を確認可能で、サポートドキュメントには容量の違うDIMMを利用する場合の使用スロットにも言及されているので、Mac Pro (2019)を購入される方はチェックしてみてください。

メモリを検証する

追記

 Mac Pro (2019)のメモリアップグレード手順を紹介する動画も公開されました。

追記

 Appleは現地時間2020年01月17日、このドキュメントを改定し、10本のDIMM構成や、異なる容量が混在するDIMMのチャンネル構成をアップデートしています。

アップデート前後のMac Pro (2019)のDIMM構成

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