AppleがMac Pro (2019)でのファームウェアの復元やTLS 1.0/1.1を使用してWebサイトに接続することを許可した「Apple Configurator 2.12」をリリースしています。詳細は以下から。
Appleは2017年に発売したiMac Pro (2017)以降のMacに、SMCやSSDのコントローラー、セキュアブート機能を提供するSoC「Apple T2」を採用し、それに伴い、Apple T2を搭載したMacはiOSデバイスと同様にファームウェア・アップデートに失敗した場合、DFUモードから別のMacでファームウェアを復元しなければならないようになっていますが、その際に利用する「Apple Configurator 2」がv2.12アップデートでMac Pro (2019)でのファームウェアの復元に対応しています。
Apple Configurator 2 v2.12
- Mac Pro(2019)でのファームウェアの復元に対応。
- TLS 1.0および1.1を使用してWebサイトに接続することの許可
- VPN: カスタムSSL接続タイプに適用するプロバイダの指定要件の構成
- VPN: Cisco、Juniper、Pulse、F5、SonicWall、Aruba、CheckPoint、およびカスタムSSL接続タイプ用のネットワークオプションの構成
- VPN経由でのすべてのトラフィックの送信
- ローカルネットワークの除外
Apple Configurator 2 – Mac App Store
今回のアップデートではAppleが2019年12月に発売したMac Pro (2019)からのファームウェアの復元がサポートされ、Apple Configurator 2.12以降をインストールしたmacOS 10.14.6 Mojave以降のMacで、Apple T2を搭載した他のMacを復元できるようになっている他、
このプロセスを実行するには、以下のものが必要です:
- Apple Configurator 2.12以降が、macOS 10.14.6以降に対応していてインターネットに接続できるMacにインストールされていること
- サポートされているUSB-C USB-C充電ケーブル(Appleから販売されているケーブルなど。国や地域によっては販売されていません)
- サポートされているUSB-A USB-Cケーブル
Apple Configurator2でMacファームウェアを復活させる/復元するより抜粋
AppleがSafari v13で非サポートとしたレガシーなTLS 1.0/1.1を使用したWebサイトの接続がサポートされ、VPN項目のSSL接続タイプにCiscoやJuniper、Pulse、F5、SonicWall、Aruba、CheckPointなどが追加されているので、現在利用できないApple Storeの状況を加味したアップデートとなっているようです。
- Apple Configurator 2 – Mac App Store
- Apple Configurator2でMacファームウェアを復活させる/復元する – Apple サポート
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