Valve、昨年開発チームのエンジニアをレイオフしていた「SteamVR for macOS」のサポートを終了へ。

SteamVRがmacOSのサポートを終了へ eGPU
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 Valveが昨年開発チームのエンジニアをレイオフしていた「SteamVR for macOS」のサポートを終了しています。詳細は以下から。

AppleのVRロゴ

 ゲーム配信サービスSteamなどを運営するValve Softwareは現地時間2020年05月01日、同社が開発するVRプラットフォーム用ユーティリティ「SteamVR for macOS」のサポート/開発を終了したとサポートコミュニティで発表しています。

SteamVRがmacOSのサポートを終了へ

SteamVR has ended OSX support so our team can focus on Windows and Linux.We recommend that OSX users continue to opt into the SteamVR [macos] branches for access to legacy builds.

SteamVR :: Supported Platforms – Steam Community

 Valve SteamVRチームのプログラマーJoe Ludwigさんは、コミュニティの中で「我々はOSX(macOS)のSteamVRのサポートを終了し、WindowsとLinux版の開発にフォーカスする」とコメントしていますが、Valveは昨年、SteamVR for macOSチームのエンジニア13人全員をレイオフ(解雇)していたことから、今回の決定は昨年末から計画されていたと思われます。

High Sierra SteamVR Ready

WWDC 2017より

 これによりAppleが2017年から進めてきたmacOSでのVRサポートも、何らかの方針転換を行わなければならないと思われますが、望みがあるとすれば、ValveがレイオフしたSteamVR for macOSチームの数人はAppleに雇用され、現在もVRやARの開発に携わっているので、Appleが今後もMetal for VRの開発が続けばmacOSでのVRコンテンツ開発も夢ではないと思われます。

ValveでSteamVR for macOS/eGPU担当だったNat Brownさんは現在もAppleで引き続きVRやARの開発を担当しているそうです。

 ただ、既知の通りAppleは現在、OpenGL/ESおよびOpenCLを非推奨とし、これらは今後のmacOS/iOSでディスコンになると予想され、NVIDIA GPUについてはmacOS 10.13 High Sierra以降利用できない状態で、NVIDIAも今後macOS用グラフィックドライバのサポートを終了すると発表しているので、macOSでVRコンテンツを開発するのはリスクが高いかもしれません。

AppleのVRタイムライン

  • 2017年06月
    ▶ WWDC 2017でmacOS 10.13 High SierraにグラフィックスAPI「Metal」にVRを支援するMetal VRを追加。SteamVRがmacOSをサポートすることが発表される。
  • 2017年12月
    ▶ SteamVRとVRヘッドセットを利用し360°ビデオを編集可能なFinal Cut Pro X 10.4/Motion 5.4がリリース。。
  • 2018年03月
    ▶ macOS 10.13.4 High SierraでeGPUが正式にサポートされ、dGPUを搭載していないMacBookなどでもVRや3Dゲーム、Pro向けアプリケーションの開発が可能に。
  • 2018年09月
    ▶ macOS 10.14 MojaveでHTC VRヘッドセットのプラグインプレイ使用とVive Proがサポートされ、SteamVR Tracking 2.0、Metal 2 for VRが利用可能に。
  • 2019年02月
    ▶ ValveがSteamVR for macOS開発チームのエンジニア13人をレイオフ(Twitter)。
  • 2019年03月
    ▶ Appleの公式サイトから突如VR関連の素材が全て削除される。
  • 2020年05月New
    ▶ ValveがSteamVR for macOSのサポートを終了。

コメント

  1. 匿名 より:

    MacでVRには期待したいけど、もし実現してもSteamでは使えないってことになるのか・・・

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