クロスプラットフォーム対応のMarkdownエディタ「Typora」が引用符やダッシュの「SmartyPants」機能をサポートしています。詳細は以下から。
Typora中国のソフトウェアエンジニアLeeさんが2014年から開発&公開しているクロスプラットフォーム(Mac/Windows/Linux)対応のMarkdownエディタで、リアルタイムプレビューやMath/Code Block, カスタムCSS, インライン数式表示、シーケンス図やダイアグラム、MacBook ProのTouch Bar、日本語へのローカライズなどに対応していますが、このTyporaがv0.9.9.16アップデートでSmartPantsをサポートしています。
Typora v0.9.9.16
- Add Smart Punctuation (SmartyPants) Support.
- Support remap unicode punctuations on parse. detail
- Fix bugs and improve UI of table functions.
リリースノートより抜粋
SmartPants
今回サポートされたSmartyPantsはMarkdownの考案者John Gruberさんのプロジェクト(Daring Fireball : SmartyPants)の1つで、引用符とダッシュについて以下の処理を行ってくれます。
- Smart Quotes : 引用符(‘シングルクォート’, “ダブルクォート”)をカーリークォート(‘シングルクォート’, “ダブルクォート”)
- Smart Dashes : ダッシュ(–,—)をenダッシュ(–,—)
SmartyPants(QuotesとDashes)の設定はTyporaの設定 → [マークダウン]タブか、[編集]メニューの[置き換え]からON/OFFが可能で、ONの状態でもバックスラッシュ(\””, \–)を添えることで変換を防ぐとこができるようになっている他、
”Convert on Input”, “Convert on Rendring”オプションも用意されており、前者を選択するとMarkdownファイルにも変換後のカーリークォートとenダッシュが保存され、後者を選択するとオリジナルのASCII引用符とダッシュがMarkdownファイルに保存されます。
これはHTMLのコメントやMarkdownのリンク入力の変換を防ぐためで、これらのオプションはSmartyPantsの下に用意されているので、ユーザーの方はチェックしてみて下さい。
- Smart Punctuation (SmartyPants) – Typora
- A markdown editor, markdown reader. – Typora
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