Appleが手書きのようなDrawアニメーションやmacOS 26 Tahoe/iOS 26で追加される新しいシンボルを含んだ「SF Symbols 7」のBeta版をリリースしています。詳細は以下から。
Appleは日本時間2025年06月10日午前02時から世界開発者会議(WWDC25)を開催していますが、この中で、2019年から公開しているAppleのSFフォントから派生したベクターシンボルSF Symbolsの最新バージョンとなる「SF Symbols v7.0」のBeta版を公開したと発表しています。
SF Symbols 7 is a library of over 6,900 symbols designed to integrate seamlessly with San Francisco, the system font for Apple platforms.[…]SF Symbols 7 introduces Draw animations and variable rendering, enhanced Magic Replace, gradients, and hundreds of new symbols.
SF Symbols – Apple
SF Symbols v7.0のBeta 1では、今年の秋にリリースが予定されているmacOS 26 TahoeやiOS 26、watchOS 26、visionOS 26などのAppleOSで追加&利用可能な新しい348個のシンボルが追加され、合計シンボル数は6,904個となっており、

SF Symbols v7.0 Beta
追加された348個のシンボルには、昨年末に発売された新デザインのMac mini (2024)のシンボルやFinder、Apple Inteligence、拡大鏡、書類、強度付きWi-Fi、交通系などのアイコンが含まれており、さらに日本語を含むラテン語やギリシア語、ヘブライ語、中国語、韓国語などにローカライズされたシンボルが含まれています。

SF Symbols v7.0で追加/ローカライズされたシンボル
Apple DesignチームのKelsey Varbleさんによると、SF Symbols v7.0では新たに手書きの動きからインスパイアされたDrawアニメーションが追加され、Draw OnとDraw Offというシンボルの画面に描き始める、画面から消える動きを表現できるようになっているそうです。

Drawアニメーション
DrawはSF Symbols v7.0アプリのインスペクタウィンドウにある[アニメーションインスペクタ] → [アニメーション]で「Draw On」か「Draw Off」を選択することで確認することが可能で、レイヤーをサポートしているため、例えばサイン(署名)や風の動き、アクティビティの達成度、Wi-Fi電波のキャッチや強度などを表現することが可能になります。
また、SF Symbols v7.0ではシンボルの遷移を表す「Magic Replace」が強化され、囲みがある2つのシンボル間での遷移が可能になり、Magic ReplaceとDrawアニメーションを組み合わせた表現も可能になっているそうです。
SF Symbols v7.0ではこの他、スムーズな線形グラデーションカラーの設定、DrawアニメーションをサポートしたAPIの追加などが行われており、アプリのシステム要件はmacOS 14 Sonoma以降のIntel/Apple Silicon Macとなっているので、macOS 26 TahoeやiOS 26対応アプリに新しい表現を入れたい方はチェックしてみてください。
What’s new in SF Symbols 7
SF Symbols Update
- 2019年06月03日
▶SF Symbols v1.0 Beta 1 - 2019年08月21日
▶SF Symbols v1.0 Beta 2 - 2019年09月11日
▶SF Symbols v1.0 (1A84) - 2019年10月29日
▶SF Symbols v1.1アプリをリリース - 2019年11月21日
▶SF Symbols v1.1を正式にリリース - 2019年11月22日
▶今後SF Symbolsはソフトウェア・アップデートで提供 - 2020年06月24日
▶マルチカラーをサポートした「SF Symbols v2.0 Beta」をリリース。 - 2020年11月20日
▶IntelとApple Silicon MacのUniversal Binaryに対応した「SF Symbols v2.1」をリリース。 - 2021年06月09日
▶600以上の新しいシンボルを追加した「SF Symbols v3.0」のBeta版をリリース。 - 2021年09月29日
▶600以上の新しいシンボルを追加した「SF Symbols v3.0」をリリース。 - 2021年11月12日
▶iOS 15.1でサポートされる11の新しいシンボルを追加した「SF Symbols v3.1」がリリース。 - 2022年04月22日
▶AirPods (第3世代)やBeats Fit ProのシンボルなどiOS 15.2/macOS 12.1でサポートした15のシンボルを追加した 「SF Symbols v3.2」がリリース。 - 2022年04月22日
▶iOS 15.4/macOS 12.3でサポートされた7つの新しいシンボルを追加した「SF Symbols v3.3」がリリース。 - 2022年06月07日
▶iOS 16/macOS 13 Venturaで利用可能な700以上の新しいシンボルを追加し合計4,014となった「SF Symbols v4.0 Beta」をWWDC22で発表。 - 2022年10月27日
▶iOS 16/macOS 13 Venturaで利用可能な1,000以上の新しいシンボルを追加し合計4,491となった「SF Symbols v4.0」を正式にリリース。 - 2023年06月06日
▶iOS 17/macOS 14 Sonomaで利用可能な700以上の新しいシンボルとアニメーションをサポートした「SF Symbols v5.0」のBeta版をリリース。 - 2023年07月14日
▶Vision Proなど100を超えるシンボルを追加した「SF Symbols v5.0 Beta (88)」がリリース。 - 2023年10月05日
▶iOS 17/macOS 14 Sonomaで利用可能な850以上の新しいシンボルとアニメーションを追加し、合計5,351シンボルとなった「SF Symbols v5.0」が正式にリリース。 - 2024年01月16日
▶400以上のローカライズされたシンボルと不具合を修正し、合計5,359シンボルとなった「SF Symbols v5.1」が正式にリリース。 - 2024年06月10日
▶macOS 15 SequoiaやiOS 18で利用可能な800以上の新しいシンボルを含み合計6,000以上となった「SF Symbols v6.0 (Beta)」がリリース。 - 2024年09月30日
▶合計6,404個のシンボルが利用可能になった「SF Symbols v6.0」が正式にリリース。 - 2025年06月09日
▶DrawアニメーションやmacOS 26 TahoeやiOS 26でサポートする348シンボルを含んだ「SF Symbols v7.0」のBeta版がリリース。
- SF Symbols – Apple
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