Mac mini (2024)のデザインにマッチするUSB4対応の外付けSSD「ORICO MiniMate 40Gbps External SSD for M4 Mac mini」のレビューです。詳細は以下から。
Appleが2024年11月より販売を開始した「Mac mini (2024)」は、Apple M4/M4 ProチップやThunderbolt 4/5ポートを採用し、フットプリントが旧モデルより小型化される一方、
SSDのアップグレード価格は512GB SSDが3万円(200ドル)、1TBが6万円(400ドル)、2TBが12万円(800ドル)と、旧Mac miniから引き続き高い追加料金が必要なため、RayCueやORICO、Satechi、RaidenDigit QuadDriveなどのサードパーティメーカーがMac mini (2024)と同サイズで重ねて使えるUSBハブやSSDストレージケースを発表していますが、
その中でも発表が早かった、中国ORICOのUSB4対応の外付けSSDストレージ「ORICO MiniMate 40Gbps External SSD for M4 Mac Mini (Model:M4PRO)」が発売されていたので、1つ購入してみました。
ORICO MiniMate 40Gbps External SSD for M4 Mac Mini
新たに購入したORICO MiniMate 40Gbps External SSD for M4 Mac Mini (以下、MiniMate)は、最大データ転送速度40GbpsのThunderbolt/USB4に対応するMac mini (2024)と同じフットプリント(縦横サイズ12.7cm)の外付けSSDで、
パッケージにはMiniMateとデータ転送速度40GbpsのUSB4に対応したUSB-C to -Cケーブルが2本(0.15mと1m)、そして中国語と英語、日本語に対応したユーザーマニュアルが付属。
MiniMateのI/Oポートは、USB 3.2 Gen 2 (10Gbps)に対応したRayCueのNVMe SSDエンクロージャー付きUSB-Cハブ「RayCue Mac Mini M4 Stand & Hub With SSD Enclosure」と異なり、USB-Cポートが1ポートのみで、バスパワーで動作します。
今回納入したのは最大4TB*まであるMiniMate (M4Pro)シリーズのうち、最も安い512GBモデルで、システムプロファイラで確認したところ、コントローラーはASMedia Technology IncのASM4242を採用しており、
内蔵されているSSDはORICOが販売しているM.2 NVMe SSDを採用しているようで、S.M.A.R.T情報を見る限りでは新しいSSDを使用しており、Overall Health Rating/SSD Life Left Indicatorも100%となっています。。
ベンチマーク
最後にORICO MiniMateのディスクベンチマークですが、AmorphousDiskMarkではMac mini (2024)のAP026Z SSDがシーケンシャルRead 1852.81 MB/s、Writeが2054.32 MB/s (QD8値)なのに対し、MiniMateはReadが3409.03 MB/s、Writeが2862.28 MB/sで、Readが約84%、Writeが約39%高速で、RND4K QD64でもReadが約74%、Writeが約164%高速となっており、
Thunderbolt 5に対応したApple M4 ProのMac mini (2024)とOWC Envoy UltraやSABRENT Rocket XTRM 5には及ばないものの、Blackmagic Disk Speed Test (1GB)でもMiniMateはWrite値が3380.4MB/s、Read値が2963.3MB/sと、シーケンシャルWriteがMac mini (2024)のAP026Z SSDより約44%向上します。
SSDは交換不可能
ORICO MIniMate (M4Pro)はMac mini (2024)の256GBモデルに利用すれば大容量で高速なSSDストレージですが、こちらもAliExpressのORICO Official Storeで512GBが約15,000円と容量の割に高く、滑り止めの下などを確認したところネジなどは使われておらずユーザーが内部のSSDへアクセスできない構造で、
筐体は外装がアルミニウム製ですがサイズの割に冷却ファンなどは搭載されておらず、Mac miniのデザインにこだわらなければOWCのUSB4エンクロージャー「OWC Express 1M2 (Amazon.co.jp)」の方が性能は同じで、冷却性と汎用性に優れている感じです。
ORICO MiniMate 40Gps External SSD (M4Pro)は512GBモデルが99.99ドル(約15,000円)、1TBが139.99ドル、2TBが209.99ドル、4TBが369.99ドルとなっており、AliExpressのORICO Official Storeの他、
今週から米Amazon.comでも取り扱いを開始しており、日本のAmazon.co.jpでも今後発売されるようで、ORICOはMiniMate以外にもSSDが交換可能なMiniLinkやMiniDock、MiniTowerなどMac mini Upgrade Seriesを展開していくそうなので、速度と容量と価格にみあったモデルを選択すればいいと思います。
PV
- ORICO MiniMate External SSD for M4 Mac Mini – AliExpress
- ORICO MiniMate External SSD for M4 Mac Mini – Amazon.com
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