富士フイルムがmacOS 14.1 Sonomaアップグレード後に同社のデジタルカメラをUSB接続のWebカメラとして利用する「FUJIFILM X Webcam」が利用できなくなると発表しています。詳細は以下から。
富士フイルムは日本時間2023年11月22日、Appleが10月25日にリリースした「macOS 14.1 Sonoma」アップデート後に、同社のデジタルカメラをMacにUSB接続しWebカメラとして利用できるようにしてくれるアプリ「FUJIFILM X Webcam」が利用できなくなっていると発表しています。
このたび、Apple社よりリリースされました「macOS 14.0 Sonoma」を搭載したパソコンと、当社アプリケーションソフトウエアとの動作確認を行った結果、以下のアプリケーションソフトにおきましては、下表に記載した症状が確認されました。
「macOS 14.0 Sonoma」搭載パソコンと 当社アプリケーションソフトウエアの対応について – 富士フイルム
この問題は、AppleがmacOS 14.1 SonomaでレガシィなDAL(Device Abstraction Layer) Plug-insを利用したアプリや機能拡張のサポートを終了したためで、Appleは開発者に対しWWDC22でDAL Plug-insに替わりCore Media IOを利用したCamera Extensionの開発を求めていました。
DAL Plug-insの廃止の影響はFUJIFILM X Webcamだけでなく、NikonやSonyが公開している同社の一眼レフカメラをWebカメラ化するアプリ、iPhoneをWebカメラ化するNDI Webcam 、OBS Studio v29.x(OBS Studio v30で修正済み)にも出ており、
AppleはmacOS 14.1 Sonomaアップデート後に、レガシーなカメラやビデオプラグインを利用したアプリがどうしても必要な場合は、macOSをリカバリーモードで起動し、レガシー設定を復元し、再度利用できるようにする方法も公開しているので、FUJIFILM X Webcamがどうしても必要な方はチェックしてみてください。
/Library/CoreMediaIO/Plug-Ins/DAL/
また、富士フイルムはmacOS 14.0 Sonomaアップグレード後に、デジタルカメラの写真をMacへ転送&自動保存するFUJIFILM PC AutoSaveが自動起動しなくなる不具合もあると発表しています。
- FUJIFILM X Webcam の使い方ガイド – 富士フイルム
- 「macOS 14.0 Sonoma」搭載パソコンと 当社アプリケーションソフトウエアの対応について – 富士フイルム
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