macOS 14.3 SonomaではParallels DesktopなどでmacOS仮想マシンの共有フォルダ表示されない問題が修正されるも、一部のアプリでキーボードやマウスが反応しなくなる問題は未修正となっているようです。詳細は以下から。
Appleが現地時間2023年12月11日にリリースした「macOS 14.2 Sonoma」では、画面共有機能で表示しているスペース(仮想デスクトップ)とは別のスペースが表示されてしまう不具合が確認され、Appleは12月19日にこの不具合を修正した「macOS 14.2.1 Sonoma」をリリースしましたが、
このmacOS 14.2.x SonomaではParallels DesktopやUTMなどの仮想化アプリでmacOS仮想マシンに共有フォルダが表示されない不具合や、Unityベースのアプリやゲームリモートデスクトップアプリでウィンドウ設定を変更するとキーボードやマウスが反応しない/入力イベントが認識されなくなる不具合が確認されていました。
macOS 14.3 Sonomaで修正
Appleは現地時間2024年01月22日、今年初のmacOSアップデートとなる「macOS 14.3 Sonoma (23D56)」をリリースしましたが、Parallelsによると、このmacOS 14.3ではmacOS 14.2.xで確認されていたmacOS仮想マシンで共有フォルダが表示されない不具合が修正されたそうです。
Resolution
The issues have been fixed in macOS 14.3. Update the macOS version inside the VM to macOS 14.3 or a newer version.Fix the issue with a missing Shared folder inside a macOS virtual machine running on a Mac with Apple silicon – Parallels
ただ、Unityベースのアプリやリモートデスクトップアプリなど一部のアプリでウィンドウサイズなどを変更すると変更するとキーボードやマウスが反応しなくなる不具合はmacOS 14.3でも修正されておらず、
リモートデスクトップサービス「マジックコネクト」を開発するNTTテクノクロスは、macOS 14.2.1以降でマジックコネクトでマウスやキーボードが反応しなくなった場合はシステム設定アプリから解像度を変更することで問題が修正されるという暫定的な回避方法を公開しているので、Sonomaでマウスやキーボードが反応しなくなったときは、一時的にアプリのウィンドウサイズやディスプレイ解像度を変更してみてください。
macOS 14.3 (2024年1月22日公開 / AppleのWebサイト)
macOS 14.2.1 (2023年12月19日公開 / AppleのWebサイト)へ更新した一部の環境でマジックコネクトが利用できない事象を確認しています。
- 問題が生じている環境では、接続先の画面が表示された後、マウスやキーボードが反応しなくなります。
- macOS 14.2 及びそれ以前のOSでは事象は確認されていません。
暫定的な回避方法
- Macのシステム設定から解像度を変更することで改善する事例を確認しました。お試しください。
macOS 14.2.1によるマジックコネクトへの影響について – NTTテクノクロス
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