macOS 14.1 Sonomaでは「OBS Studio v29.x」やDAL Plug-insを利用した仮想カメラが認識しなくなっています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2023年10月25日、複数の不具合を修正した「macOS 14.1 Sonoma」をリリースしましたが、同時に、このmacOS 14.1以降ではシステム拡張機能(Core Media IO Extension)を利用しないカメラやビデオデバイスが利用できなくなる事が発表されました。
Starting in macOS Sonoma 14.1, cameras and video output devices that don’t use modern system extensions won’t be available to use unless you restore the legacy settings.
If you can’t use your camera or video output device after updating to macOS Sonoma 14.1 – Apple Support
これに関連してmacOS 14.1アップデート後に、ライブ配信アプリOBS Studio v29.xに実装されている仮想カメラ機能やNikonやSonyなどのDAL(Device Abstraction Layer) Plug-insを利用した仮想カメラが認識されない問題が報告されています。
この問題はmacOS 14.1 SonomaへアップデートされたMacとOBS Studio v29.xやDAL Plug-inを利用した仮想カメラで確認されており、アップデート後はNikonやSonyなどの一眼レフカメラをWebカメラとして利用することが不可能(UVCは可能)になっています。
幸い、OBS Projectは現在Release CandidateとなっているOBS Studio v30で、macOSのネイティブカメラ拡張(CoreMediaIO)を利用したアップデートを準備しているため、OBS Studio v30をインストールすれば仮想カメラが利用できるようになりますが、
AppleはWWDC22から、サードパーティが提供するDAL Plug-inはセキュリティや安定性にリスクがあり、特定のアプリでしか利用できないなどの問題があるため、DAL Plug-inに替わりCore Media IOを利用したCamera Extensionの開発を求めていて、
macOS 13 VenturaがDAL Plug-inをサポートする最後のmacOS*になるだろうと発表していたので、今後DAL Plug-inを利用した仮想カメラ機能が復活することはないと思われるのでユーザーの方は注意してください。
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