AppleのVirtualization Frameworkをバックエンドに採用し、Apple Silicon MacでmacOSのVMをサポートした「UTM v3.0」が正式にリリースされています。詳細は以下から。
オープンソースのCPUエミュレータQEMUを利用し、Intel/Apple Silicon MacやiPhone/iPadデバイス上で仮想マシン(VM)を作成できる「UTM」シリーズを開発しているUTM Projectは現地時間2022年01月22日、01月01日よりBeta版を公開し開発を進めていた「UTM v3.0*」を正式にリリースしたと発表しています。
UTM for Mac v3.0
VM作成ウィザート
UTM for Mac v3.0では新たにVM作成ウィザードが刷新され、仮想方法、OS、メモリやストレージなどのハードウェア設定をStep-by-Stepで選択/設定していくだけで仮想マシンが構築できるようになっています。
QEMUとVirtualization
また、UTM for Mac v3.0ではQEMUバックエンドがv6.2.0へアップデートされたほか、AppleのVirtualization.frameworkバックエンドを正式にサポートし、macOS 12 Monterey搭載のApple Silicon MacでサポートされたmacOS VMの作成が可能になっています。
AppleのVirtualization.frameworkをバックエンドに利用したmacOS VMではCPU/GPUのハードウェアアクセレーションがネイティブサポートされており、加えて、WWDC20で発表されていたとおり、macOS 11 Big Sur以降のIntel/Apple Silicon MacでもAppleのVirtualization.frameworkをバックエンドに使用したLinux VMの作成も可能になっているので、興味のある方は試してみてください。
- utmapp/UTM: Virtual machines for iOS – GitHub
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