iOS 18.4やmacOS Sequoia 15.4と同時にリリースされるファームウェアアップデートで、「AirPods Max (USB-C)」がUSB-C接続でのロスレスオーディオとゲームサウンドなどのラグタイムを大幅に減らせる超低レイテンシーオーディオに対応するそうです。詳細は以下から。
Appleは2024年09月、スペシャルイベント「It’s Glowtime. (時が満ちる。)」を開催し、その中でLightning充電ポートを廃止し、新たにUSB-C充電ポートを採用した「AirPods Max (USB-C)」を発売すると発表しましたが、Appleは現地時間2025年03月24日、このAirPods Max (USB-C)が次期ファームウェアアップデートでロスレスオーディオと超低レイテンシーのオーディオに対応すると発表しています。
来月、新しいソフトウェアアップデートによってAirPods Maxにロスレスオーディオと超低レイテンシーのオーディオが導入され、究極のリスニング体験と音楽制作のためのさらに素晴らしいパフォーマンスを提供します。付属のUSB-Cケーブルを使って、ユーザーは音楽、映画、ゲームにわたって最高品質のオーディオを楽しむことができ、音楽クリエイターは、作曲、ビート作成、制作、ミキシングで飛躍的な向上を体験できます。
ロスレスオーディオと超低レイテンシーのオーディオ – Apple
Appleによると、AirPods Maxのファームウェアアップデートは、04月にリリースを予定しているiOS 18.4/iPadOS 18.4、macOS Sequoia 15.4と同時に提供されるそうで、このアップデートにより付属のUSB-Cケーブルを利用することでApple Musicなどで配信されている24ビット、48kHzのロスレスオーディオを聞くことが可能になるそうです。
また、Appleが昨年09月にリリースしたiOS/iPadOS 18では、ゲームモード中に「AirPods Pro 2」のサンプリングレートが2倍になり、ゲームの映像とサウンドのラグタイムが少なくなる低レイテンシーオーディオに対応しましたが、AirPods Max(USB-C)の次期ファームウェアアップデートでは、USB-C接続による超低レイテンシーのオーディオにも対応し、内蔵スピーカーに匹敵するオーディオでゲームをプレイすることが可能になるそうです。
ゲーマーやライブ配信者も、ラグタイムを大幅に減らし、Mac、iPad、iPhoneにあらかじめ内蔵されているスピーカーに匹敵する、超低レイテンシーのオーディオのメリットを得ることができます。レスポンスの遅延がないので、ゲームプレイやライブ配信が確実にスムーズになり、ユーザーはより臨場感を感じることができます。
ロスレスオーディオと超低レイテンシーのオーディオ – Apple
AppleはAirPods Max (USB-C)がロスレスオーディオと超低レイテンシーオーディオに対応することで、ミュージックやゲーム以外に、プロのサウンドクリエイターがLogic Proなどの音楽制作アプリを利用し、忠実性を損なうことなくAirPods Maxで録音とミックスをシームレスに行うことができるようになるとコメントしているので、AirPods Maxが気になっていた方はチェックしてみてください。
なお、Appleは、この発表に合わせて3.5mmヘッドホンジャックからAirPods Maxへ超低レイテンシーでサウンドを転送できる「USB-C – 3.5mmオーディオケーブル」を6,480円で発売しています。
3.5mmのオーディオ出力ポートと入力ポートのどちらにも対応する双方向ケーブルです。[…]このケーブルをAirPods Maxにつなぐと、デバイスの内蔵スピーカーと同等レベルの超低レイテンシーを実現し、ゲームもコンテンツ制作も最適なサウンドで楽しめます。
USB-C – 3.5mmオーディオケーブル – Apple
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