QEMUやAppleのVirtualizationを利用した仮想化ソフトウェア「UTM v4.0.3 (Beta)」でWindows SPICE Toolsの自動ダウンロードとマウントがサポートされています。詳細は以下から。
オープンソースのCPUエミュレータQEMUやAppleのVirtualizationフレームワークを利用し、Intel/Apple Silicon Macで仮想マシンを作成できる「UTM」シリーズを開発するUTM Projectは2022年08月より、macOS 13 Venturaの新機能やLinuxでのRosetta 2をサポートする次期メジャーアップデートとなる「UTM v4」の開発を行っていますが、
現地時間2022年09月05日にリリースされた「UTM v4.0.3 (Beta)」では、新たにWindows仮想マシンで「Windows SPICE Tools/Drivers」の自動ダウンロード機能が追加されています。
Changes (v4.0.3)
- Added the ability to download the Windows SPICE tools and drivers automatically (#4364)
- Wizard: Add option to auto download and mount the SPICE tools to a second CD drive
リリースノートより抜粋
Windows SPICE ToolsはParallels DesktopのParallels ToolsやVMware FusionのVMware Toolsと同じく、ホストとゲスト間でクリップボード共有や共有ディレクトリ、ディスプレイ設定機能などを可能にしてくれるツールで、これまではユーザーが公式サイトからダウンロード&インストールする必要がありましたが、
UTM v4.0.3 Betaでは、仮想マシンウィンドウ右上のCDイメージアイコンから「Windowsゲストツールをインストール」を選択するだけで、SPICE Toolsがダウンロードされ2nd CDドライブにマウントされるようになっているので、IntelやApple Silicon MacでWindows VMを利用したい方は試してみてください。
コメント