iPadにUVC対応のキャプチャーカードやカメラからの映像を映せる「Video Assist v2.0」がリリースされています。詳細は以下から。
Appleが2023年09月にリリースした「iPadOS 17」では、USB-Cポート搭載のiPadでカメラ機器用のUSB通信仕様「UVC (USB Video device Class)」がサポートされ、UVC対応のキャプチャーカードやカメラからの映像をiPadに映し出しサブモニターとして利用することが可能になっていますが、

iPad Pro 11インチにGenki ShadowCast経由でNintendo Switchの映像を表示。
オーストラリアのメルボルンで映画向けのアプリを開発しているBradley Andrewさんは現地時間2025年03月19日、iPadをビデオカメラのディレクターモニターや一眼レフのオンボードカメラモニターにする「Video Assist」アプリの最新バージョンとなる「Video Assist v2.0」をリリースしたと発表しています。
Welcome to Video Assist 2.0, the biggest update ever!
Introducing Compositing! Load Images or Videos from the Current Project or from an External File to be used as an overlay. Perfect for Matching Shots, Shooting Complex VFX Sequences or Previewing a Client Logo On-Set.リリースノートより抜粋
Video Assist 2.0
Video Assist 2.0では、新たに表示中の映像にオーバーレイで映像を重ねられるコンポジット機能やLUT (Look-Up Table)、フォーカスピーキング、フォルスカラー、ゼブラパターン、ピンチジェスチャーでのズーム、
安価なUSB-HDMIキャプチャーカードで発生する色ズレ用のキャリブレーション機能、映像を見ながらビデオエフェクトをカスタマイズできるサイドバー、Apple ProRes 422 Proxy、LT、HQ録画など多くの新機能が導入されています。
また、Video Assist v1.xは価格が25,000円と高価だったため、なかなか購入してもらえなかったそうですが、Video Assist 2.0ではサブスクリプション制に移行し、UVCアプリとして使える年間22,000円のBasicプランと、クリエイター向けに全ての機能が利用できる年間30,000円のProサブスクリプションのほか、無料で一部の機能を試すことができるトライアル(Demo)モードが用意されています。
Video Assist 2.0のシステム要件はUSB-Cポートを搭載したiPadOS 17.0以降のiPadで、アプリはApp Storeから無料でダウンロード&試すことが可能になっているので、カメラモニターアプリとして気になっていた方はチェックしてみてください。
Video Assist 2.0 Demo
- Video Assist – App Store
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