Xcode 14 BetaをインストールすることでUTMなどVirtualizationフレームワークを利用した仮想化アプリでmacOS 13 Venturaの仮想化が可能になるそうです。詳細は以下から。
Appleは現地時間2022年06月09日に開催した世界開発者会議(WWDC22)の基調講演の中で、次期Mac OS「macOS 13 Ventura」を発表し、同時に開発者向けにVenturaのBeta版を公開しましたが、
CPUエミュレータQEMUやAppleのVirtualizationフレームワークを利用し、Intel/Apple Silicon Mac上に仮想マシンを作成できるオープンソースの仮想化ソフトウェア「UTM」のコミュニティによると、Appleが同時に公開したXcode v14 BetaをインストールすることでmacOS 12 MontereyでもVenturaの仮想マシンを作成することが可能になるそうです。
This is my running theory that Xcode 14 Beta installs some stuff that affects VZMacOSInstaller. 🤷
Internal Virtualization error when creating macOS 13 beta VM – GitHub
Ventura on Monterey
AppleはmacOS 13 VenturaでVirtualizationフレームワークの大幅なアップデートを行いますが、試してみたところ、Xcode v14 (Beta)のインストールとコマンドラインツールをアップデートすることで、macOS 12 Montereyを搭載したApple Silicon MacでもVenturaの仮想マシンを作成することが可能となりました。
macOS 13 Ventura VMの作成にはAppleのDeveloperサイトで公開されている、Venturaのリカバリー用IPSWをダウンロードし、Virtualizeのソースに指定してやる必要がありますが、後はUTMのデフォルト設定で簡単にVentura VMを作成できるので、仮想環境でmacOS 13 Ventura (Beta)を試してみたい方は利用してみてください。
おまけ
ちなみに、現在のところAppleは仮想マシン内で、Apple IDを利用したログインを許可していないとコメントしているので、iCloudなどのテストは不可能のようです。
It is a known limitation.
The virtual Mac cannot authenticate with the server in the way the physical Mac can.We are really interested to learn about which use cases you are interested in.AppleID Login failing in virtualized OS – Developer Forums
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