macOS 11 Big SurではMacBookシリーズの充電時間を学習し、MacBookを使い始める直前までバッテリーの充電率を80%で保留する「バッテリー充電の最適化」機能が導入されているので注意してください。詳細は以下から。
Appleは本日リリースしたmacOS 11 Big Surのシステム環境設定アプリにiPhoneと同じ「バッテリー」項目を導入し、MacBookシリーズでは過去24時間と過去10日間のバッテリーレベルと電力使用状況が確認できるようになりましたが、
このmacOS 11 Big SurへアップグレードしたMacBook Air/Proシリーズでは、ユーザーがMacBookに電源アダプタを接続して充電する時間をOSが学習し、MacBookを使い始める直前までバッテリーの充電率を80%で保留する「バッテリー充電の最適化」機能が導入されています。
バッテリー充電の最適化
バッテリー充電の最適化(または、最適化されたバッテリー充電)はAppleが既にiOS 13のiPhoneやiOS 14.2とAirPods Proで導入している機能で、バッテリーをフル充電し続けることでバッテリーを劣化させないように、ユーザーがiPhoneやAirPod Proを日常いつ充電しているかを学習し、そのデータを元にiPhoneやAirPods Proが使用される直前までバッテリーの充電率を80%で保留しておくというもので、
macOS 11 Big Surへアップグレードするとデフォルトでこの機能がONになっているため、バッテリーを充電する時間がバラバラで、MacBookを持ち出す際はバッテリー充電率を常に100%にしておきたい方は、システム環境設定の[バッテリー] → [バッテリー]サイドバーで[✅バッテリー充電の最適化]をOFFにしておくことをお勧めします。
一時的にOFF
いつもと違う時間にMacBookをバッテリー充電率100%で持ち出したい場合は、同じく[✅バッテリー充電の最適化]オプションで、バッテリー充電の最適化機能を1日だけOFFにすることができます。
おまけ
AppleはmacOS 10.15.5 CatalinaでThunderbolt 3搭載のMacBook Air/Proに、バッテリーの温度の履歴や充電バターンを観察し化学的経年劣化の進行を遅らせて、バッテリーの耐用年数を延ばす新しい「バッテリー状態管理機能」を導入しているので、macOS 11 Big Surで「バッテリー充電の最適化」機能が導入されたことで、MacBookシリーズのバッテリー管理はほぼiPhoneと同じくなりました。
バッテリー状態管理機能 | バッテリー充電の最適化 | |
---|---|---|
iPhone | iOS 11.3 (Beta) |
iOS 13 |
MacBook | macOS 10.15.5 Catalina | macOS 11 Big Sur |
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