AppleはmacOS 10.15 Catalinaで「Quartz Composer」フレームワークを非推奨としています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2019年06月03日、開発者向けに「macOS 10.15 Catalina」のBeta版を公開しましたが、このCatalina Betaのリリースノートによると、AppleはCatalinaで「Quartz Composer」フレームワークを非推奨とするそうです。
Quartz Composer Deprecations
- Starting in macOS 10.15, the Quartz Composer framework is deprecated and remains present for compatibility purposes. Transition to frameworks such as Core Image, SceneKit, or Metal. (50911608)
macOS 10.15 Beta Release Notes – Apple Developer Documentation
Quartz Composerはノードベースのビジュアルプログラミング言語で、Mac OS X 10.4 Tigerで導入されましたが、確認したところ2016年を最後にアップデートされないままとなっていました。
AppleはリリースノートでQuartz Composerフレームワークは互換性を維持するために同梱しているとしており、ユーザーにはCore ImageやSceneKit、 Metalフレームワークへ移行するように勧めています。
おまけ
Appleの非推奨/廃止予定(Deprecate)はQuickTime 7フレームワークやSafari の機能拡張の例を見て分かる通り、今のところは利用できますが数年後には廃止しますという意味で、
Quartz ComposerにはAppleがMojave/iOS 12で非推奨としたグラフィクスAPI「OpenGL」と「OpenCL」が利用されているため、今後OpenGL/CLともに廃止されると思われます。
- macOS 10.15 Beta Release Notes – Apple Developer Documentation
コメント
Quartz Composer超面白いのにな
ロジカル思考学習ツールというか
なんちゃってプログラミング教材としても優秀だったのに