iMac (2019)に搭載されているCPUと予想ベンチマークスコアのまとめです。詳細は以下から。
Appleは現地時間2019年03月19日、Intelの第8/9世代CoreプロセッサやRadeon Pro Vega GPUを搭載可能な「iMac (Retina 4K, 21.5インチ, 2019)」および「iMac (Retina 5K, 27インチ, 2019)」の販売を開始しましたが、
約2年ぶりのアップデートとなるiMac (2019)はCPUとメモリ、GPUがアップデートされたものの、iMac 4KについてはCPUはほぼMac mini (2018)と同じで、Geekbenchスコアが予想しやすいのでいかにまとめました。
CPU
iMac (Retina 4K, 21.5インチ, 2019)のCPUspecは2018年11月に発売されたMac mini (2018)と同じで、AppleがiMac 4K 2019にMac mini (2018)と同じモバイル向けi5-8500B/i7-8700Bを採用しているか、デスクトップ向けのCore i5-8500/i7-8700を採用しているかは不明ですが、Mac miniと同じならば以下の通りになり、
iMac (Retina 4K, 21.5インチ, 2019)
iMac 4K | Model | Core Thread数 |
Base Turbo Boost |
Hyper Threading |
L3 Cache | TDP | リンク |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ベースモデル | i3-8100 | 4/4 | 3.6GHz TBなし |
なし | 6MB | 45W | Ark.Intel |
上位モデル | i5-8500B | 6/6 | 3.0GHz TB4.1GHz |
9MB | 65W | Ark.Intel | |
CTOモデル | i7-8700B | 6/12 | 3.2GHz TB4.6GHz |
あり | 12MB | Ark.Intel |
また、既に公式サイトの注意書きにもあるようにCTOモデルのCore i7-8700BのみHyper-Threadingに対応し、ベースモデルはTurbo Boostにも対応していないので(これもMac miniと同様です)、マルチスレッド性能などを重視する方はカスタマイズが必要となります。
Intel Core i7プロセッサはHyper-Threadingを活用します。Hyper-Threadingは、プロセッサが複数の大きなジョブを同時に実行している時に作動するテクノロジーです。これにより、プロセッサのそれぞれのコアが同時に2つのスレッドを実行します。つまり、同時に2つのことを実行できるようになるので、コードのコンパイルから3Dグラフィックスのレンダリングまで、プロ向けアプリケーションのワークフローがさらに加速します。
iMac – Apple
iMac (Retina 5K, 27インチ, 2019)
iMac (Retina 5K, 27インチ, 2019)の場合、上位モデルとCTOモデルにはIntelの第9世代Coreプロセッサを採用し、特にCTOモデルはMacBook Pro (2018)のCTOモデルで採用されている「Core i9-8950HK」以上となります。
iMac 5K | Model | Core Thread数 |
Base Turbo Boost |
Hyper Threading |
L3 Cache | TDP | リンク |
---|---|---|---|---|---|---|---|
下位モデル | i5-8500B | 6/6 | 3.0GHz TB4.1GHz |
なし | 9MB | 65W | Ark.Intel |
中位モデル | i5-8600 | 3.1GHz TB4.3GHz |
Ark.Intel | ||||
上位モデル | i5-9600K | 3.7GHz TB4.6GHz |
95W | Ark.Intel | |||
CTOモデル | i9-9900K | 8/16 | 3.6GHz TB5.0GHz |
あり | 16MB | Ark.Intel |
Geekbench
現在のところ、iMac (2019)のスコアらしきものはGeekbench Browserには投稿されていませんが、Mac mini (2018) (仮想iMac 4K,2019)と他のプラットフォームのSingl-/Multi-Scoreを用いれば、2019年03月23日時点でのiMac (2019)予想Geekbenchスコアは以下の通りになり、
iMac 4K 2019ベースモデルがiMac 4K/5K 2017の中位モデルと同程度、iMac 5K 2019のCTOモデルがiMac Pro (2017)と並ぶと予想され、それ以外のiMac 4K/5K 2019は順当にiMac 2017以上でMac Pro (Mid 2012/Late 2013)の間のスコアとなると思われます。
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