AppleがiMac (Retina 5K, 27インチ, 2019)の発売を開始しています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2019年03月19日、2017年06月のWWDC 2017で発表したIntelの第7世代Coreプロセッサ「Kaby Lake」やThunderbolt 3搭載の「iMac (Retina 5K, 27インチ, 2017)」以来となる新しい27インチiMac「iMac (Retina 5K, 27インチ, 2019)」を新たに発売すると発表しています。
最大8コアを備えるIntelの第9世代プロセッサ
ラインアップ全体でプロセッサをアップデートし、写真編集、負荷の高いゲーム、音楽制作、さらには長編映画の制作まで、iMacで行う日常的な幅広い計算タスクで劇的なパフォーマンスの向上を実感できます。
27インチiMacでは初めて第9世代の6コアおよび8コアプロセッサまで搭載可能になり、従来比のパフォーマンスは最大2.4倍にも達します。iMacのパフォーマンスが2倍に増大 – Apple (日本)
新しいiMac (Retina 5K, 27インチ, 2019)と旧モデルの比較は以下の通りで、価格は据え置きでCPUとGPU、メモリがアップデートされており、ユーザーが交換する事ができないストレージは旧モデルと同じですが、SSDへのアップグレード価格が1万円近く下がっています。
また、既にiMac以外の全てのMacで採用されているAppleのSoC「Apple T」シリーズは今回のアップデートでは導入されなかったため(MacRumorsが確認済)、Apple T2の持つHEVC(H.265)ハードウェアエンコーディングや独立スピーカー機能などは利用できませんが、その分T2が関連していると思われる不具合も発生しないと思われるので、iMacを購入する予算を組んでいた方は同じ価格でアップグレードされたiMacが購入できるようになっています。
iMac (Retina 5K, 27インチ)の比較
iMac (Retina 5K, 27インチ, 2019) | iMac (Retina 5K, 27インチ, 2017) | |
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外見 | ||
価格 | 下位:198,800円(税別)/中位:220,800円(税別)/上位:253,800円(税別) | |
ベース構成 | ||
ディスプレイ |
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プロセッサ |
中/上位モデルのみ税別+44,000円で
Core i9 8-Core 3.6GHz/TB 5.0GHzに変更可能 |
中/上位モデルのみ税別+22,000円
Core i7 4-Core 4.2GHz/TB 4.5GHzに変更可能 |
メモリ |
SO-DIMMスロットx4にはユーザーがアクセス可能
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SO-DIMMスロットx4にはユーザーがアクセス可能
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ストレージ |
2TB SSDは上位モデルのみのオプション。
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グラフィックス |
上位モデルのみ税別+49,500円で
Radeon Pro Vega 48(8GB HBM2メモリ)に変更可能 |
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カメラ | FaceTime HDカメラ | |
外部ディスプレイ | 本体ディスプレイで標準解像度(十億色対応)と以下を同時サポート:
Thunderbolt 3デジタルビデオ出力
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オーディオ |
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I/Oポート |
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入力デバイス |
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ワイヤレス |
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CTO
プロセッサ
- 中位モデル
- 3.1GHz 6コア第8世代Intel Core i5プロセッサ(Turbo Boost使用時最大4.3GHz) : ベース
- 3.6GHz 8コア第9世代Intel Core i9プロセッサ(Turbo Boost使用時最大5.0GHz) : + 53,000円 (税別)
- 上位モデル
- 3.7GHz 6コア第9世代Intel Core i5プロセッサ(Turbo Boost使用時最大4.6GHz) : ベース
- 3.6GHz 8コア第9世代Intel Core i9プロセッサ(Turbo Boost使用時最大5.0GHz) : + 40,000円 (税別)
メモリ
- 8GB 2,666MHz DDR4メモリ : ベース
- 16GB 2,666MHz DDR4メモリ : + 20,000円 (税別)
- 32GB 2,666MHz DDR4メモリ : + 60,000円 (税別)
- 64GB 2,666MHz DDR4メモリ : + 100,000円 (税別
グラフィックス
- Radeon Pro 580X(8GB GDDR5メモリ搭載) : ベース
- Radeon Pro Vega 48(8GB HBM2メモリ搭載) : + 45,000円 (税別)
ストレージ
- 下位モデル
- 1TB Fusion Driveストレージ : ベース
- 2TB Fusion Driveストレージ : + 20,000円 (税別)
- 256GB SSDストレージ : + 10,000円 (税別)
- 512GB SSDストレージ : + 30,000円 (税別)
- 1TB SSDストレージ : + 50,000円 (税別)
- 中位モデル
- 1TB Fusion Driveストレージ : ベース
- 2TB Fusion Driveストレージ : + 20,000円 (税別)
- 3TB Fusion Driveストレージ : + 30,000円 (税別)
- 256GB SSDストレージ : + 10,000円 (税別)
- 512GB SSDストレージ : + 30,000円 (税別)
- 1TB SSDストレージ : + 50,000円 (税別)
- 上位モデル
- 2TB Fusion Driveストレージ : ベース
- 3TB Fusion Driveストレージ : + 10,000円 (税別)
- 512GB SSDストレージ : + 10,000円 (税別)
- 1TB SSDストレージ : + 30,000円 (税別)
- 2TB SSDストレージ : + 70,000円 (税別)
iMac 21.5インチ
また、Appleは同時にIntelの第8世代CoreプロセッサやRadeon Pro Vega 20が選択可能になった「iMac (Retina 4K, 21.5インチ, 2019)」の販売も開始しています。
- iMac – Apple(日本)
- iMacのパフォーマンスが2倍に増大 – Apple (日本)
コメント
毎年アップデートするわけじゃないんだから、
登場するときは、T2とか10Gb Ethernetといった最新の技術も採用してほしかった。
SSDがNVMeかSATAかが気になる。
T2ってユーザーにメリットあったっけ?
T2は、デメリットしかないので、
載っていないほうが、変なトラブルに合わなくて良いね。
来年あたりシレッとカスタム内容に10Gbのオプションが入ってくる気はする。
俺は10Gbが当分非対応のど田舎住みだから対応したら必要に応じて買い換えればいいけど、都会の人にとってはMac miniであってiMacに無いのは確かに不満だろうなぁ。
>Mac mini (2018)はApple T2チップによりH.265/HEVCエンコードやXcodeのBuildタイムがiMac Pro並に高速化。
というメリットがあるみたい。
それよりも、
T2チップを積んでいないという理由で、OSのアップデートができなくなるとか考えられない?
もしそうなれば、去年出たMacminiより先に切り捨てられるかも。
その前にCPUがAチップになって切捨てられるね。
わからない将来より、今、トラブルが起きない事が大事