Apple、ユーザーがAppleデバイスを修理できるようにする「Self Service Repair」プログラムをデスクトップMacにも拡大。Mac StudioのSSDやiMacのスタンド、VESAパーツも発売。

Self Service Repair Store Mac Studio 2022 SSD Moules Apple
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 AppleがユーザーがAppleデバイスを修理できるようにする「Self Service Repair」をデスクトップMacにも拡大しています。詳細は以下から。

Mac Studio SSD Modules

 Appleは現地時間2022年12月20日、サポートページを更新し、Mac Studio (2022)やiMac (24-inch, 2021)、Mac mini (M1, 2020)、Studio Displayの修理マニュアルを公開するとともに、「Self Service Repair」プログラムをApple Silicon Macを搭載したデスクトップMacやディスプレイまでに拡大しています。

Desktop Apple Silicon Mac Repair Manual

Desktop Apple Silicon Mac Repair Manual

 Self Service Repairプログラムは、デバイス修理の知識と経験を持つユーザーがAppleデバイスを自身で修理できるようにするプログラムで、2022年04月にiPhoneが、08月にApple Siliconを搭載したラップトップMacで開始されていましたが、

Apple expands Self Service Repair to M1 MacBooks

Apple expands Self Service Repair to M1 MacBooks

12月20日より新たにデスクトップMacとStudio Displayの修理マニュアルが公開され、加えてMac Studio (2022)やiMac (24-inch, 2021)、Mac mini (M1, 2020)、Studio Displayの修理パーツの販売がSelf Service Repair Storeで開始されています。

Desktop Mac and Studio Display Repairs

Self Service Repair Storeは現在のところ欧米でのみ利用可能で、日本では利用できません。

Mac StudioのSSDモジュール

 2022年03月に発売されたデスクトップMac「Mac Studio」は既に確認されていたとおり、交換可能なSSDモジュールを搭載していますが、Appleが新たに公開したMac Studioの修理マニュアルによると、このSSDモジュールは1個(最小512GB)または2個セットでユーザーが交換することが可能で、

Appleが公開したMac Studioの修理マニュアル

If you replace the SSD modules, you’ll need a separate Mac with Apple Configurator installed to restore the operating system and update the firmware.[…]SSD modules must be replaced in pairs except in a device with a 512 GB configuration, which has a single SSD module. This procedure shows the removal and reassembly of a single SSD module.

Mac Studio (2022) Repair Manualより

SSDモジュールを交換した場合、OSのリストア&ファームウェアをアップデートするためにApple Configurator 2がインストールされている別のMacが必要となっていますが、Mac Studio用の512GB SSDモジュールも439.12ドル*で販売が開始されています。

Self Service Repair Store Mac Studio 2022 SSD Moules

*交換したSSDモジュールを返却すると88ドルのクレジットが与えられるそうです。

 ただ、Apple StoreでのMac Studio (2022)のSSDカスタマイズ価格は512GBから1TBが200ドル(28,000円)、2TBが600ドル(84,000円)となっているので、新たに購入される方はApple Storeでカスタマイズした方がお得です。

Customize your Mac Studio

iMacやStudioディスプレイのヒンジ

 また、iMacに関しては、iMacのディスプレイとスタンドをつなぐ「ヒンジ (Hinge)」が壊れやすく、ヒンジが壊れると常にiMacのディスプレイが下を向いた状態になるため、現在でもサードパーティメーカーがIntel iMac用にディスプレイとスタンドを一定の角度で固定する「MacHackV2 (Amazon.co.jp)」「iBofans」といったパーツを販売していますが、

iMac hinge reapir parts MacHackV2 and iBofans

新たに公開された修理マニュアルによると、iMac (M1, 2021)はスタンドもユーザー自身が修理することが可能で、VESAマウントも取り付けることができるそうで、

iMac (24-inch, M1, 2021, Two ports) Repair Manualより

iMac (24-inch, M1, 2021, Two ports) Repair Manualより

Self Service Repair StoreではiMac (M1, 2021)のディスプレイが571.12ドル、ハウジングが333.52ドル、スタンドが69.52ドル、VESAマウントアダプターが69.52ドルで販売されています。

Self Service Repair Store

 また、あまり修理できるところはありませんが、Appleは他にもMac mini (M1, 2020)とStudio Displayの修理マニュアルも公開しているので、興味のある方はチェックしてみてください。

コメント

  1. 匿名 より:

    わざわざ自分で弄れないようにしてるくせに自分で直すキット販売w

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