Twitterの新APIに対応し、タイムラインのストリーミング表示やいくつかの通知機能が削除された「Tweetbot for Mac v2.5.8/v3.1」がリリース。

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 新APIに対応し、タイムラインのストリーミング表示やいくつかの通知機能が削除されたTwitterクライアント「Tweetbot for Mac v3.1」がリリースされています。詳細は以下から。

Tweetbot 3 for Twitter

 Mac/iOSデバイス用Twitterクライアント「Tweetbot」シリーズを開発している米Tapbotsは現地時間2018年08月16日、Twitterが同日から運用を開始する新API“Account Activity API (以下、AAA)”に対応したMac用Twitterクライアント「Tweetbot v3.1 for Twitter」および「Tweetbot v2.5.8 for Twitter」を新たにリリースしたと発表しています。

What’s New : Aug 17, 2018 Version 3.1
On August 16th Twitter will disable parts of their public interface that we use in Tweetbot. Because Twitter has chosen not to provide alternatives to these interfaces we have been forced to disable or degrade certain features. We’re sorry about this, but unfortunately this is totally out of our control.

  • Timeline streaming is now disabled. Your timelines will now refresh automatically every 1-2 minutes instead.
  • Notifications for Mentions, Direct Messages, Follows and Follower’s Tweets will now be delayed by a few minutes.
  • Notifications for Likes and Retweets have been disabled.
  • Activity and Notifications tabs have been removed.

Tweetbot v3 for Twitterのリリースノートより

タイムライン

 Twitterの新しいAAAに対応したTweetbot v2.5.8/v3.1ではタイムラインをリアルタイムで更新&表示してくれるストリーミング表示機能が廃止され、代わりにユーザーのタイムラインを1~2分間隔で自動更新してくれる機能が実装されています。

通知

 また、Tweetbot v2.5.8/v3.1では通知機能のリアルタイム性も低下しており、メンションやDM, フォロー, フォロワーのツイートの通知が数分遅れるほか、”いいね”およびリツイートの通知が利用できなくなっています。

Activity

 Tapbotsはリツイートや”いいね”、フォローなどのアクションを一覧にして表示してくれる”Activity”という機能をTweetbotシリーズに実装していましたが、AAAに対応したTweetbotではこの機能も削除され、メンションのみ表示されるようになっています。

 Tapbotsは既にTweetbot for iOSにも同様のアップデートを行っており、「今後これらの機能が復活する予定はないのですか?」というユーザーの質問に対し、開発者のPaul Haddadさんは「(Twitterが提示したAAAのEnterprise向けAPIの価格で) これまでと同じ機能を利用できるようにするには1アカウントにつき最低でも月額11ドル、Appleの取り分や税金を考えると20ドル近くのサブスクリプションを課すことになるため考えてはいない」とコメントしています。

おまけ

 また、Twitter社でディレクターを務めるRob Johnsonさんは今回の新APIへの移行について、今回の決定はユーザーのエクスペリエンスを高めるためのもので、サードパーティ製アプリや開発者がTwitterに貢献してくれていることも理解しているとして、以下のようなメッセージを掲載しているので、興味のある方はチェックしてみてください。

Twitterは、利用者の皆さんの体験の向上に注力しています。Twitter for iOS、Android、それからtwitter.comの改善に注力することを目的に、Twitter for iOS、Android、twitter.com以外の一部サービスを中止することにいたしました。Twitter for Apple WatchおよびTwitter for Macのサポートを廃止し、以前からのTwitter for WindowsアプリはProgressive Web Appに移行し、本日16日(米国時間)をもって古くなった開発ツールの一部のサポートを廃止いたします。

利用者の皆さんの体験向上は私たちが提供し運営しているTwitter for iOS、Androidアプリ、デスクトップ向けおよびmobile.twitter.com 上で体験していただけると考えます。アプリとサイトが利用者の皆さんに最高の体験を提供できるよう、Twitterが長い間注力してきたことです。

[…]

こうした体験をより優れたものにしていくことを優先するために、私たちは他の製品への投資を中止することにいたしました。その中には、サードパーティー開発者の約1%が利用されている2つの従来の開発者ツールがあります。これによって、一部のサードパーティーTwitterクライアントアプリは今まで通りには機能できなくなります。たとえば、一部のサードパーティー製アプリではツイートが自動的にストリーミング表示されていましたが、今後はTwitterアプリとサイトと同様にリフレッシュが必要になる場合があります。人気のあるアプリのいくつかは、すでにアップデートが済んでいるため、最小限の影響でご利用を継続いただけます。

このような焦点を絞ったアプローチに対して、ご賛同いただけない方もいらっしゃると思います。様々なTwitterアプリを長年ご利用されてきたのにはいろいろな理由があり、そうしたアプリを作成してこられた開発者の方々には感謝を申し上げます。

開発者ツールへの継続的な投資をするよう続けています。開発者の皆さんが本質的に新しく革新的なTwitterの利用手段を創造するのを支援していくことに投資を。また、より高度なツールを必要とするプロフェッショナル向けデスクトップWebクライアントであるTweetDeckにも引き続き投資を続けてまいります。

利用者の体験向上への取り組み – Twitter

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