macOS 10.14 Mojaveのインストーラーでは”converttoapfs”オプションが削除され、全てのストレージでAPFSへのアップグレードが必須に?

Introducing Apple File System point APFS
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 macOS 10.14 Mojaveのインストーラーでは”converttoapfs”オプションが削除され、全てのストレージでAPFSへのアップグレードが必須になるかもしれません。詳細は以下から。

Appleの新しいファイルシステムAPFS

 Appleは2017年06月、WWDC 2017の中でSSDやFusion Driveを搭載したMacのファイルシステムを、AppleがMacからApple Watchまでのスケールをカバーし、セキュリティとフラッシュストレージのパフォーマンスを向上させるために開発したAPFSに変換すると発表し、

Introducing Apple File System point

既存のHFS+フォーマットを変換するオプション”–converttoapfs”をインストーラーに搭載しましたが、その後Fusion Driveを搭載したiMacやMac miniでAPFSアップグレード時にSSDとHDDに分割されてしまう不具合が報告されたため、AppleはHDDに加えFusion DriveのAPFSアップグレードを見送っていました

ソリッドステートドライブ (SSD) やほかのオールフラッシュ構成のストレージデバイスの Mac ボリュームに macOS High Sierra をインストールした場合、そのボリュームは自動的に APFS に変換されます。Fusion Drive、従来型のハードディスクドライブ (HDD)、非 Mac ボリュームは変換されません。APFS に変換するかどうか、自分で選ぶことはできません。

Prepare for APFS in macOS High Sierra – Apple Support

 しかし、現地時間2018年06月04日から開催された「WWDC 2018」の基調講演で、AppleのSVP Craig Federighiさんは次期macOS 10.14 MojaveではFusion DriveおよびHDDでAPFSをサポートすると発表し、約1年ぶりにこの問題が解決する見込みとなりましたが、

WWDC 2018の基調講演より

これに合わせた形で、上記のHFS+フォーマットをAPFSへ変換するオプション

startosinstall --converttoapfs YES/NO

がmacOS Mojaveのインストーラーから削除されているのが複数の開発者により確認されたため、次期macOS MojaveではiPhoneやiPad(iOS 10.3)に続き全てのMacのファイルシステムがAPFSへ変換されるかもしれません。

$/Applications/Install\ macOS\ High\ Sierra.app/Contents/Resources/startosinstall --usage
Usage: startosinstall

Arguments
--applicationpath, a path to copy of the OS installer application to start the install with.
--license, prints the user license agreement only.
--agreetolicense, agree to license the license you printed with --license.
--rebootdelay, how long to delay the reboot at the end of preparing. This delay is in seconds and has a maximum of 300 (5 minutes).
--pidtosignal, Specify a PID to which to send SIGUSR1 upon completion of the prepare phase. To bypass "rebootdelay" send SIGUSR1 back to startosinstall.
--converttoapfs, specify either YES or NO on if you wish to convert to APFS.
--installpackage, the path of a package to install after the OS installation is complete; this option can be specified multiple times.
--usage, prints this message.

Example: startosinstall --converttoapfs YES

コメント

  1. 匿名 より:

    正常進化といいたいところだが、時期OSは実質正常修正なんだよね。

  2. 匿名 より:

    残念ながら、昔の機種でAPFSのraid0のディスクから起動することが更に難しくなりました。

    ttps://apple.stackexchange.com/questions/327051/can-you-update-to-macos-10-14-mojave-without-converting-to-apfs

  3. 匿名 より:

    前のコメント補足・訂正です。すみません。

    apfsフォーマットのraid0でのシステム起動がmojaveではできません。

    Mac OS 拡張フォーマットのraid0では、mojaveが起動します。
    Mac OS 拡張フォーマットのraid0にAFPSにインストールされたシステムファイル丸ごとコピーでなんとかインストールできます。
    ところが、mojaveのシステムアップデートはMac OS 拡張フォーマットのディスクには対応していません。クラッシュ時の復旧対応、メンテなどを考えるとどうしてもraid0での運用は考え直した方がよさそうです。

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