Apple、システム管理者向けにmacOS High Sierraで導入されるファイルシステム「APFS」に関するサポートドキュメントを公開。

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 Appleがシステム管理者向けにmacOS High Sierraで導入される新しいファイルシステム「APFS」に関するサポートドキュメントを公開しています。詳細は以下から。

Appleの新しいファイルシステムAPFS

 Appleは本日、開発者向けにmacOS 10.13 High Sierra beta 7などを公開しましたが、同時にシステム管理者向けにMacにはHigh Sierraで導入される(iOSデバイスにはiOS 10.3で導入済み) Appleの新しいファイルシステム「APFS」に関するサポートドキュメント”Prepare for APFS in macOS High Sierra“を公開しています。

APFSに備える

 Appleが新たに公開したサポートドキュメントは、WWDC 2017のSession 715″What’s new in Apple File System“の要点をシステム管理者向けにまとめたもので、 外付けストレージやFileVault, Boot Camp, ネットワーク共有プロトコル, Time Machineなどの互換性に関するものが多いので、エンドユーザーの方も一読しておくことをお勧めします。

Prepare for APFS in macOS High Sierraのスクリーンショット

When you upgrade to macOS High Sierra, systems with all flash storage configurations are converted automatically. Systems with hard disk drives (HDD) and Fusion drives won’t be converted to APFS. You can’t opt-out of the transition to APFS.

Prepare for APFS in macOS High Sierra – Apple Support

High SierraのアップグレードとAPFSの導入

  • macOS High Sierraヘアップグレードするとフラッシュストレージは自動的にAPFSへ変換されます。
  • ハードディスク(HDD)およびFusionドライブはAPFSへ変換されません。
  • APFSへの変換をオプトアウトすることは出来ません。

APFSとの互換性

  • APFSフォーマットされたデバイスからは、HFS+フォーマットのデバイスのRead/Writeが可能です。
  • APFSフォーマットされたデバイスをRead/Writeするには以下の必要があります。
    • 他のAFPSフォーマットされたデバイスを使用する。
    • macOS 10.12.6 Sierra以降が利用されているHFS+フォーマットのデバイスを使用する。
例えば、APFSフォーマットされたUSBデバイスはmacOS High Sierraで読み込めますが、OS X El Capitan以前のMacなどでは読み込めません。

APFSとFileVault

 AppleはXTS-AES128暗号化方式と256ビットのキーを用いてディスク全体の暗号化する「FileVault(2)」をmacOSで提供していますが、macOS High SierraのアップグレードではFileVaultボリュームも暗号化されていないボリューム同様にHFS+からAPFSへ変換されます。

APFSでサポートされるFileVault

FileVault volumes are converted from HFS+ to APFS, just like unencrypted volumes.

Prepare for APFS in macOS High Sierra – Apple Support

APFSとBoot Camp

 macOS High SierraではMacにWindowsをインストール出来る「Boot Camp」も引き続きサポートされますが、Boot Campボリュームが3TB以上とFusion Driveに存在する場合はサポートされません。また、Boot CampはAPFSフォーマットのMacのボリュームへのRead/Writeをサポートしません。

Boot Camp is supported when upgrading to macOS High Sierra, unless the Boot Camp volume is greater than 3 TB and resides on a Fusion Drive. Boot Camp doesn’t support Read/Write to APFS-formatted Mac volumes.

Prepare for APFS in macOS High Sierra – Apple Support

 これについては既に開発者向けのリリースノートにも記載されている通りで、誤ってAPFS化するとFusion Driveが分割され、再構築が必要となります。

APFSとファイル共有

APFSフォーマットされたボリュームはAFP(Apple File Protocol)を使用したネットワーク経由の共有はできませんが、APFSはSMBかNFSプロトコルがサポートされています。

APFSボリュームの共有はSMBとNFSを使用。

Volumes formatted with APFS can’t offer share points over the network using AFP. SMB and NFS are supported when using APFS. The option to enforce only SMB-encrypted share points is also available.

Prepare for APFS in macOS High Sierra – Apple Support

APFSとTime Machine

 MacをHigh SierraへアップグレードしファイルシステムをAPFSへ変換してもTime Machineの設定を変更する必要はありませんが、(Time Capsuleなど)ネットワーク共有を用いたTime Machineの場合はAFPの代わりにSMBプロトコルを利用する必要があります。

macOS 10.12 SierraのネットワークTime Machine

After you upgrade your institution’s Mac and convert to APFS, you won’t need to make any changes to Time Machine settings. Any Time Machine share points must be shared over SMB instead of AFP.

Prepare for APFS in macOS High Sierra – Apple Support

コメント

  1. 匿名 より:

    なんだHDDはAPFSにならないんだ、一番気になっていた事が解消した。
    正式リリースしたら心置きなくインストール出来る。

  2. 匿名 より:

    危ないから当分様子見。
    何時ものことながらなんだかんだでアップルは普通にバグっている物をリリースしやがる。