macOS 10.14 Mojaveでは各アプリがeGPUを優先して利用するオプションが利用可能になっています。詳細は以下から。
Appleは日本時間2018年09月25日、ダークモードやスタック機能を備えた「macOS 10.14 Mojave」をリリースしましたが、このMojaveではGPUの選択ができないアプリでもHigh SierraでサポートされたeGPUの支援を優先的に受けることができるオプションが追加されています。
eGPUを優先的に使う
MojaveへアップグレードしたMacのアプリでeGPUを優先的に利用する方法は、eGPUを優先的に利用したいアプリを選択し、コンテキストメニューから[情報を見る] → [✅外部GPUを優先]のオプションを有効にするだけで、Build-Inディスプレイが接続されていないMac ProやMac miniでも各アプリがeGPUの支援を受けることができます。
この機能はeGPUコミュニティのMayank Kumarさんが開発&公開しているset-egpu.shスクリプトがネイティブサポートされた形ですが、試しにQuick Time Playerを利用してBlenderの“Big Buck Bunny“を以下の環境でHEVCの1080pで書き出してみたところ、
- MacBook Pro (2016, 13インチ)吊るし
- 以前借りたAMD Radeon Pro 580搭載のBlackmagic eGPU
- 起動ディスクはSamsung 960 EVO SSDをUSB 3.1 Gen2接続
[twenty20 img1=”61830″ img2=”61831″ offset=”0.5″ before=”デフォルト” after=”eGPUを優先”]
デフォルトが約13分40秒だったのに対し、eGPUを優先的に利用すると書き出し時間は約11分14秒となり、約20%短縮されました。今回は起動ディスクに外付けディスクを利用したテストマシンを利用しましたが、PCIe接続の内部ディスクを利用していればもう少しパフォーマンスが向上すると思うので、eGPUをお持ちの方は試してみて下さい。
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